三連休は関東から西日本で熱中症に警戒 北日本を中心に台風5号の動向に注意

ウェザーニュース

明日10日(土)からは三連休です。関東から西日本では晴れる日が多く、35℃以上の猛暑が続きます。熱中症に厳重な警戒が必要です。

最終日の12日(月・祝)にかけては台風5号が東北へ接近・上陸する可能性があります。北日本を中心に、台風の動向にご注意ください。

体温を上回る危険な暑さも

西日本や東海、関東は、引き続き真夏の空気に覆われます。強い日差しが照りつけることで気温が上昇し、35℃以上の猛暑日の所が多くなる見込みです。

名古屋市は三日とも最高気温が39℃と、体温を大きく上回る危険な暑さを予想しています。大阪市や広島市、福岡市も連日の猛暑日となるため、万全な熱中症対策が欠かせません。連休を利用してレジャーを楽しまれる場合は、炎天下に長時間居ることを避け、体調を最優先するようにしてください。


また、気温の上昇によって大気の状態が不安定になるため、山沿いを中心に雷雨にも注意が必要です。特に、関東や九州南部は明日10日(土)、そのほかの地域も12日(月・祝)は天気の急変にご注意ください。

台風5号は最終日に東北を直撃か

台風5号は日本の東の海上を北上中です。11日(日)頃には徐々に西寄りに進路を変えて、三連休最終日の12日(月・祝)に東北に上陸する可能性が出てきました。

進路の予測はまだ不確実性が大きく、台風進路図の予報円も大きくなっています。ただ、コンピューターシミュレーションの計算では、西寄りに進むことを示唆するものが増えてきていて、東北を中心に荒れた天気となるおそれがあります。進路次第では関東など東日本でも雨や風が強まる可能性がゼロではありません。

お出かけの予定がある方は最新の情報をこまめに確認し、予定を変更することも考えるようにしてください。また、風雨への対策は早めに行い、自治体からの情報にも注意するようにしてください。

太平洋沿岸では、波がうねりを伴って高くなる予想です。台風が北日本方面へ進んだとしても、関東でも三連休を中心に海のレジャーは控えた方が安心です。