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台風5号 三連休最終日に東北を直撃のおそれ 荒天に厳重警戒

ウェザーニュース / 2024年8月10日 17時26分

ウェザーニュース

8月10日(土)15時現在、台風5号(マリア)は日本の東の海上を北上しています。今後は徐々に進路を西寄りに変え、三連休最終日の12日(月・祝)にかけて東北を直撃する予想です。荒天に厳重な警戒が必要です。

▼台風5号 8月10日(土) 15時
 中心位置   日本の東
 大きさ階級  //
 強さ階級   //
 移動     北 20 km/h
 中心気圧   985 hPa
 最大風速   25 m/s (中心付近)
 最大瞬間風速 35 m/s


東北太平洋側に上陸すれば2021年以来3回目

台風5号は、日本のはるか東にある太平洋高気圧の縁に沿って北上を続けています。ただ、今後は日本海の高気圧と太平洋高気圧がつながる形となって台風の北上を妨げる見込みで、徐々に進路を西寄りに変える予想です。

明日11日(日)・山の日は段々と東北に接近し、三連休最終日の12日(月・祝)午前中に東北地方に上陸するおそれがあります。上陸後は勢力を弱め、日本海で熱帯低気圧に変わる見通しです。

過去に東北太平洋側に上陸した台風は、2016年10号(岩手県大船渡市付近)と2021年8号(宮城県石巻市付近)があります。今回、上陸すれば3回目です。南寄りの進路を取り、福島県に上陸すれば、統計開始以来初めてのことになります。

*破線で囲まれた「予報円」は、その時刻に台風・熱帯低気圧の中心が入る確率が70%の範囲を示しています。予報円が大きいことは、台風の強さや大きさを表すのではなく、不確実性(誤差)が大きいことを示しています。

台風接近前から雨が降り大雨のおそれ

東北太平洋側には、明日11日(日)から台風外側の雨雲がかかりやすくなります。台風が運び込む湿った空気の影響で雨雲が発達し、降り方が強まることもある予想です。

特に、岩手県沿岸部は地形の影響で、降水量が多くなるとみています。明日から13日(火)までの48時間で予想される積算降水量は多い所で200mmを超えるおそれがあり、宮城県も内陸部を中心に150mmを超える可能性があります。大雨による河川の増水や氾濫、土砂災害などの発生に厳重な警戒が必要です。

秋田県や山形県も、台風が通過する見込みの12日(月・祝)は雨が強まります。7月下旬に水害の被害があった所で再び大雨となるおそれがあるため、新たな災害の発生に警戒してください。

沿岸部を中心に風も吹き荒れる予想

台風の接近とともに風も強まります。現在の予想では、明日は一時的に暴風域を伴う見込みで、東北太平洋沿岸部では暴風に警戒が必要です。

波も高くなり、海上は大しけとなります。うねりも加わって危険なため、海岸には決して近づかないでください。

関東でも波が高くなることが予想されますので、三連休中の海のレジャーは控えた方が安全です。

台風の名前

台風の発生は7月21日に発生した台風4号以来でおよそ半月ぶりです。今月に入ってから1つめの台風発生です。

台風発生数の平年値を見ると、8月の台風発生数の平年値は5.7個で、一年の中でも最も台風の発生が多くなる時期です。今年も日本の南で複数の台風が発生する可能性があります。秋にかけての本格的な台風シーズンとなりますので、台風対策・大雨対策等を整えておくようにしてください。

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