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アメリカ海洋大気庁 7月の世界の気温が過去最高と解析

ウェザーニュース / 2024年8月14日 14時0分

ウェザーニュース

海洋と大気に関する調査・研究を行っているアメリカ海洋大気庁(NOAA)は、12日(月)に7月の世界の気温が過去最高となったと発表しました。一方で、海面水温は過去2番目で15か月続いていた最高記録の更新がストップしています。

アフリカやヨーロッパ、アジアの高温が顕著

NOAAの解析によると7月の世界の気温は20世紀の平均に比べると1.21℃高く、これまでの最高だった昨年7月をわずかに上回っています。14か月連続で月間気温の過去最高を更新しました。特にアフリカ、ヨーロッパ、アジアで気温が高く、日本の7月も観測史上最高です。


NOAAが作成した7月の気温や海面水温が基準値に比べてどのくらいの高さ/低さであるかを表したマップでは、地球の大部分が基準値より高いことを示す暖色系です。アフリカ北部から南欧、アジア周辺に「記録的高温」を示す濃い赤色が目立ちます。

なお、世界の気温は解析方法による誤差があり、ヨーロッパのコペルニクスは7月の気温が過去2番目であるとしています。

NOAAの組織であるNCEI(国立環境情報センター)は世界の年間の気温の見通しも行っていて、2024年が昨年を上回って過去最も暖かい年になる確率が77%、上位5位以内に入る可能性がほぼ100%としています。

海面水温は平年に比べると1℃近く高かったものの、過去の記録の中では2番目で、2023年4月から15か月続いていた過去最高の更新はストップしました。海面水温の高さは世界的な高温に大きな影響を与えていましたので、今後の気温に変化が現れるのか注目されます。

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