台風7号 交通影響予測 お盆休みUターン時に関東を中心に影響大（15日13時更新）

ウェザーニュース

台風7号による大雨や暴風により、お盆のUターンラッシュのタイミングで関東を中心に新幹線など鉄道の運転見合わせや高速道路の通行止め、飛行機の欠航など交通機関へ影響が懸念されています。最新の台風情報・気象情報および運行情報の確認を忘れずに行ってください。

17日(土)にかけての気象による影響予測をお伝えします。（8月15日更新）

＜高速道路＞通行止めの可能性

高速道路への影響予測

15日(木)午後から関東・東北の一部区間で雨による速度規制が実施される可能性があります。

台風が最接近する16日(金)は、千葉県や茨城県、福島県浜通りを中心に大雨による通行止めが発生するおそれがあります。また、東京都・神奈川県・静岡県東部・山梨県東部エリアは雨による速度規制の可能性があります。

アクアラインなど沿岸の高速道路では風がより強まるため通行止めとなる可能性もあります。

また、東名高速道路や神奈川県の西湘バイパスでは、高波(越波)による通行止めとなる可能性があります。

台風7号は関東に最接近した後は東北沖へ進むと予想で、17日(土)午後にかけて影響が続くことも考えられます。

車で移動を予定されている方は、最新の交通情報を各高速道路会社の公式ウェブサイトやアプリ、交通情報サービスなどでこまめに確認し、安全な移動を心がけてください。安全を最優先に、必要に応じて出発時間やルートの変更の検討も行なってください。

＜鉄道＞終日運休の可能性

新幹線への影響予測

【在来線】（記事冒頭の画像）
15日(木)から関東・甲信・東海の一部区間で、遅延が生じる可能性があります。

16日(金)は台風7号が最接近するため、千葉県内を走る路線を中心に朝から運転を見合わせる路線があります。茨城県を走る路線でも午後から運転取りやめが決まっている路線があり、その他の関東南部や伊豆半島周辺の各路線の一部区間でも遅延や運転見合わせ、あるいは終日運休となる可能性があります。

17日(土)始発から徐々に通常運行に戻るとみていますが、倒木や倒竹などが発生して影響が大きい路線では復旧に時間がかかるおそれもあります。

東北太平洋側の路線でも、16日(金)の午後から雨風が強まり、一部区間で運休や運転見合わせが発生する可能性があります。台風が東の海上に離れる17日(土)の午後までは、雨風の影響が続く予想です。

近畿では、台風7号から距離はあるものの、風の影響を受ける可能性があり、一部区間で遅延が発生する可能性があります。

【新幹線】
16日(金)は台風7号の最接近に伴って大雨や強風が予想されるため、東海道新幹線では東京〜名古屋間で終日運転を取りやめることが決定しています。

東北・上越・山形新幹線も一部の列車で計画運休が発表されています。また、北陸・秋田新幹線も大幅な遅れや運休の可能性があります。

台風7号は関東に最接近した後は東北沖へ進むと予想で、17日(土)にかけて一部区間では風の強い状況が続き、遅延が発生するおそれがあります。

台風7号の発達具合や進路、進行速度次第では、計画運休の対象路線が広がったり、予定より早い段階での運転見合わせが発生することがあります。ご利用予定の際は、各鉄道会社の公式ホームページや交通情報をこまめにご確認いただき、最新の運行状況を把握するよう努めてください。可能であれば、15日(木)中または17日(土)の午後以降など移動の予定を変更することをおすすめします。

＜航空＞遅延や欠航の可能性

飛行機への影響予測

明日16日(金)は台風7号の最接近に伴い、羽田空港や成田空港を発着する便を中心にすでに欠航が決まっているものがあります。その他、関東・東海・東北の空港では、すべての発着便で遅延や欠航が生じるおそれがあります。

なお、機材繰りの関係で関東・東海・東北の空港では15日(木)夜、17日(土)午前中も機材繰りの影響で遅延などが発生する可能性もある見込みです。

伊豆諸島の空港では16日(金)の最終便まで欠航が決まっていたり、遅延が発生する便があります。

台風7号の影響が見込まれる便については、すでに予約済みの便の変更や払い戻しの対応を実施している航空会社もあります。

最新の運航情報は各航空会社の公式ウェブサイトやアプリ、または連絡メール等で随時ご確認ください。安全を最優先に考慮し、代替手段や日程変更の検討など、余裕を持った行動を心がけてください。