台風7号 北側の広範囲で雨雲が発達 離れた所でも大雨警戒
ウェザーニュース / 2024年8月15日 12時20分
台風7号(アンピル)は強い勢力で明日16日(金)から17日(土)にかけて関東などに接近します。上陸する可能性は低くなったものの、勢力を維持して接近するため大荒れとなる見込みです。台風の北側の離れた所でも大雨のおそれがあります。
湿った東風が吹き付けて雨雲が発達
台風7号は強い勢力で北上を続け、明日午後には関東に近づくとみられます。現時点では上陸の可能性が低く、関東や東北の東の海上を通過する予想です。ただ、勢力を保ったまま接近することから、上陸しない場合でも全く油断はできません。
台風の周囲は反時計回りの風が吹いています。台風の北側にあたる関東から東北の太平洋沿岸は、湿った東寄りの風が吹き付ける形になり、地形の影響も加わって雨雲が発達しやすくなる見込みです。シアーライン(風の強さや向きが変化する境界線)が形成された場合は、帯状の活発な雨雲となって局地的に非常に激しい雨を降らせます。
千葉県から茨城県、福島県などは台風が近づく前から大雨となるおそれがあるため、早めの警戒が必要です。また、先日上陸した台風5号の影響で大雨となった岩手県太平洋側でも一時的に雨が強まり、新たな災害につながる可能性があります。あまり近づかないとはいえ、警戒をしてください。
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