霧島山でまた地震が増加 昨夜は11日(日)以来の体に感じる揺れを観測

ウェザーニュース

九州・霧島山周辺でまた地震活動が一時的に増加しました。昨夜から大浪池付近の浅い所を震源とする地震が増加し、震度1の有感地震が2回発生しました。

霧島山は20を超える火山体の総称で、近年でもたびたび新燃岳などで噴火が発生しています。

11日(日)には韓国岳付近でも有感地震が発生

霧島山周辺では昨日19日(月)20時頃から地震が増加しています。震源は大浪池付近の浅い所で、20時36分頃にはマグニチュード2.6、21時06分頃にはマグニチュード1.9と推定される地震があり、最大震度1を観測しました。火山性地震の大部分は体に感じない無感の地震ですので、体に感じる震度1はかなり大きな部類に入ります。

今月11日(日)にも韓国岳付近の浅い所を震源とする、震度1の地震を観測したばかりです。

気象台によると傾斜計では地震の揺れに伴う変化以外はみられず、新燃岳、御鉢、えびの高原（硫黄山）周辺、大幡池では、この地震に伴う火山活動の変化は認められないとのことです。

地震以外の変化がみられないため、霧島山で火口周辺警報の発表はありません。活火山であることから、規模の小さな噴出現象が突発的に発生する可能性がありますので、引き続き注意してください。