猛暑日地点が3日ぶりに100超える 津和野は観測史上1位の38.9℃

ウェザーニュース

今日21日(水)は昨日よりも晴れのエリアが拡大した分、暑さの厳しいエリアも広がりました。最高気温が35℃以上の猛暑日の地点は3日ぶりに100を超えています。

名古屋は年間の猛暑日が過去最多に並ぶ

上空の高気圧の中心が西日本付近にあり、強い日差しで厳しい暑さになりました。台風9号から変わった熱帯低気圧に向かって吹き込む南寄りの風によってフェーン現象が発生し、日本海側で気温の上昇が目立っています。

15時00分までの最高気温が全国で最も高くなった島根県津和野町は、観測史上1位となる38.9℃。福岡県太宰府市は34日連続猛暑日となる38.3℃まで上昇。そのほか、福岡市で37.8℃、山口市で37.7℃など体温並みの暑さです。

近畿や東海は昨日よりも日差しが増えた分だけ気温が上がって、名古屋市は37.3℃を観測しています。今年の名古屋市の猛暑日は36日目で、2018年に並ぶ年間最多タイとなりました。全国の猛暑日地点は160地点で3日ぶりに100地点以上となっています。

明日も西日本は猛暑継続

明日22日(木)も西日本を中心に高気圧に覆われ、厳しい暑さが続きます。最高気温は福岡市が37℃、大阪市で36℃など猛暑日の予想です。福岡県太宰府市も37℃と、連続猛暑日は継続するとみられます。

関東は朝から雨が降りやすい天気となるため、今日ほどは気温が上がりません。東京都心は30℃の予想で、日差しも少ないためしのぎやすくなりそうです。北日本は台風から変わった低気圧が暖かな空気を運び込んでくるため、天気が崩れる割に気温が高めで、湿度も上昇する分、蒸し暑くなります。

なお、西日本を中心とした猛暑は明後日23日(金)頃まで続く見通しで、週末以降は次第に落ち着く見通しです。