名古屋で局地的なゲリラ豪雨 直上で雨雲が発生 晴れていても注意

ウェザーニュース

今日は上空の高気圧に覆われて晴れている所が多いものの、湿った空気の影響で局地的に活発な小さな雨雲が発生しています。

名古屋の直上でも8時前から雨雲が発生し、ピンポイントでゲリラ豪雨となりました。

静岡県西部など雨雲の停滞している所もあり、雨量のまとまりにも注意が必要です。

山口県では非常に激し雨を観測

日本のはるか東に中心を持つ太平洋高気圧の縁辺をまわって、湿った空気が日本列島に流れ込んでいます。また、北海道付近を通過した寒冷前線の延長線上にあたる西日本の日本海側にも不明瞭な前線がのびていて、そこに向かって湿った空気が流れ込みやすくなっています。

この影響で大気の状態が不安定となっていて、地形や風向きの効果などで上昇気流の発生する場所で雨雲が発生・発達しやすくなっています。

山口県周南市のアメダス和田では、7時41分までの1時間に66.0mmの非常に激しい雨を観測しました。この雨雲は既に弱まっています。8時30分の時点では、静岡県西部などで雨雲が停滞しています。

午後にかけては日射による昇温の影響も加わり、さらに雨雲が発生しやすくなる見込みです。また、明日25日(日)になると台風10号の周囲をまわる湿った空気も流れ込んでくるため、よりいっそう雨が降りやすくなる見通しです。急な激しい雨による道路の冠水や河川の増水、落雷や突風等に注意してください。


写真：ウェザーリポート（ウェザーニュースアプリからの投稿）