関東〜沖縄の16県に熱中症警戒アラート 西ほど警戒エリア多い

ウェザーニュース

今日8月25日(日)、環境省と気象庁は熱中症警戒アラートを関東〜沖縄の16県に発表しました。

対象地域では特に熱中症のリスクが高くなります。こまめな水分補給を心がけるとともに、屋外での長時間の行動を避けて室内でエアコンを使用するなど、熱中症予防を万全に行ってください。

高い湿度で暑さ指数も上昇

▼熱中症警戒アラートの発表状況（計17地域）
埼玉県　　　　今年20日目
千葉県　　　　今年30日目
神奈川県　　　今年33日目
山梨県　　　　今年28日目
静岡県　　　　今年39日目
兵庫県　　　　今年43日目
和歌山県　　　今年45日目
広島県　　　　今年36日目
香川県　　　　今年29日目
徳島県　　　　今年40日目
高知県　　　　今年38日目
熊本県　　　　今年45日目
長崎県　　　　今年47日目
宮崎県　　　　今年43日目
鹿児島県（奄美地方除く）　今年52日目
奄美地方　　　今年47日目
沖縄本島地方　今年48日目

今日は湿った空気が流れ込んでいる影響で湿度が高くなるため熱中症リスクが高まる予想です。

熱中症警戒アラートの対象地域では暑さ指数（WBGT）も高くなり、熱中症のリスクが上昇するところがあるので、エアコンをつけたり、こまめな水分補給・塩分補給を行うなどの対策をしっかりと行ってください。十分な睡眠と栄養補給も熱中症予防の基本です。

熱中症警戒アラートとは

熱中症警戒アラートは、予想される暑さ指数（WBGT）に応じて発表される情報で、以前発表されていた高温注意情報を置き換えたものです。2021年から全国で本運用が始まりました。

環境省と気象庁は、暑さ指数が「危険」ランクの中でもさらに重要度の高い暑さ（WBGT：33以上）が予想される場合に「熱中症警戒アラート」を発表することを決めています。

暑さ指数（WBGT）とは

暑さ指数（WBGT）は国際的に用いられる指標で、人体と外気との熱のやりとり（熱収支）に着目し、気温、湿度、日射・ 輻射、風の要素から算出されます。

熱中症患者発生率との相関が気温よりも良好で、暑さ指数が「厳重警戒」ランク以上だと熱中症患者が著しく増加することがわかっています。また、暑さ指数が「危険」ランクの場合は運動は原則中止すべきとされています。