富山県で1時間に131mmの猛烈な雨 記録的短時間大雨情報

ウェザーニュース

富山県付近で局地的に雨が強まっています。

富山県上市町東種では13時50分までの1時間に131mmの猛烈な雨が観測され、気象庁は記録的短時間大雨情報を発表しました。

富山県付近では15時前後にかけて、大雨による低地の浸水や土砂災害等に警戒してください。

気象庁が記録的短時間大雨情報を発表

▼富山県で猛烈な雨
13時50分までの1時間に、
　上市町東種で131mm（雨量計観測）
　上市町付近で120mm以上（解析雨量）
　魚津市付近で約100mm（解析雨量）
　滑川市付近で約100mm（解析雨量）
13時40分までの1時間に、
　上市町伊折で111mm（雨量計観測）

日本海に伸びる前線帯に向かって、南から非常に暖かく湿った空気が流れ込み、雨雲が発達しやすくなっています。上空の気圧の谷が近づいたタイミングで雨雲の発達が顕著になり、猛烈な雨となりました。

上市町のアメダスでは14時までの1時間で143.0mmまで雨量が増加。これまで記録を大きく上回る観測史上1位で、日本歴代でも14位に相当する稀な雨です。

記録的短時間大雨情報とは

その場所で数年に一度程度しか発生しないような短時間の大雨を観測・解析をしたときに、気象庁が発表するものです。その基準は、1時間雨量歴代1位または2位の記録を参考に、概ね府県予報区ごとに決められています。

この情報が発表された地域の周辺では、災害の発生につながるような猛烈な雨が降っていることを意味しています。地元自治体の発表する避難に関する情報に留意し、早めの避難を心がけてください。