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台風10号の進路はさらに西寄りに 接近・上陸後の動きにも大きな変化

ウェザーニュース / 2024年8月26日 12時30分

ウェザーニュース

台風10号(サンサン)は昨日から今日26日(月)にかけて、予想進路が大きく西に変化しました。進路を決める大きな3つの要素(寒冷渦、高気圧、気圧の谷)のうち、「寒冷渦」の影響を大きく受けているとみられます。

より西へ進んで日本に近づくタイミングは遅れる

台風10号は26日(月)9時現在、日本の南の海上を西北西に進んでいます。この後も明日27日(火)は西寄りの進路を進むとみられ、日本に近づくタイミングが遅れる見通しです。

台風の西側にあった上空の寒気を伴った低気圧である寒冷渦は、今朝にかけて台風の南側に位置を変えました。寒冷渦の周囲を吹く東寄りの風に加え、2つの風の渦が相互に影響して反時計回りに回転することで、台風はより西に進んでいるとみられます。

また、太平洋高気圧の張り出しもやや強まっていて、北上傾向がより抑えられました。

接近の遅れで気圧の谷の影響にも変化

日本に接近するタイミングが遅れたことで、もう一つの要因である、上空の気圧の谷(トラフ)の影響も変化しています。

明日27日(火)から28日(水)に大陸から深い気圧の谷が進んでくる予想です。気圧の谷が近づくタイミングで台風がまだ南に離れているため、ジェット気流に台風が乗れない可能性が出てきました。

現時点では、ジェット気流にギリギリで乗って速度を上げながら日本海に進むシナリオと、ジェット気流に乗れず本州付近をゆっくり東進するシナリオが考えられます。

28日(水)〜29日(木)に九州に接近・上陸した後の進路には大きな不確実性があり、進路により影響も大きく変わってきますので、様々なパターンに対応できるよう、備えを行ってください。



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