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台風から離れた地域でも雨強まる 線状降水帯形成のおそれも

ウェザーニュース / 2024年8月27日 8時20分

ウェザーニュース

台風10号は奄美地方の東を進んでいますが、台風から離れた西日本〜東日本の太平洋側や、北日本でも雷雨となっている所があります。

気象庁は今日午前中は東海地方で線状降水帯による大雨の可能性があるとして警戒を呼びかけています。線状降水帯発生の有無にかかわらず大雨に警戒してください。

台風10号の詳細については台風情報をご確認ください。

西日本〜東日本太平洋側で局地的大雨に

西日本や東日本の太平洋側は、台風10号の周囲をまわる湿った空気が断続的に流れ込み、雨雲が発達しやすい状況です。局地的には1時間に50mm以上の非常に激しい雨が降り、大雨となるおそれがあります。

気象庁は「東海地方では27日(火)午前中は線状降水帯が発生して大雨災害発生の危険度が急激に高まる可能性がある」との気象情報を発表しています。線状降水帯が形成された場合には非常に激しい雨が数時間継続し、想定以上の大雨となるおそれもあります。線状降水帯が発生しなくても雨量がかさんで大雨となることも考えられるため、線状降水帯の情報だけにとらわれることなく、避難情報等に従い適切な行動をとるようにしてください。

また、山の風下にあたる地域ではフェーン現象の影響で体温に迫るような危険な暑さとなる可能性があります。熱中症にも警戒してください。

北日本は前線活発 大雨警戒

北日本付近では停滞する前線の活動が活発になっているため、激しい雨の降っている所があります。北海道胆振地方のアメダス厚真では1時間に47.5mmの激しい雨を観測しました。

前線は30日(金)頃にかけて停滞する見込みで、断続的に雨が強まり雨量がかさんで大雨となるおそれがあります。道路冠水や土砂災害、河川の増水などに警戒してください。

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