週間天気 台風10号の大雨が長引くおそれ 来週後半は天気回復へ

ウェザーニュース

■この先1週間のポイント■

・台風10号の動き遅く　広範囲で影響
・来週後半はようやく日差し戻る
・台風による暖かい空気で蒸し暑い

台風10号については台風情報もあわせてご確認ください。

台風10号の動き遅く　広範囲で影響

8月30日(金)14時推定で、台風10号(サンサン)は西日本を通過中です。風の影響が小さくなったものの、“雨台風”としての力は十分に維持しているため大雨に警戒が必要です。

上空の風が弱いため、台風10号の進路予測は不確実性の大きい状況が続いています。台風を流す上空の風が弱く、四国から近畿付近で複雑な動きをする可能性があります。週末にはほとんど停滞することも考えられ、影響が長引くおそれもあります。

今後は暴風の影響は小さくなる一方、雨の影響は週末以降も継続します。台風が持ち込んだ大量の水蒸気の影響で大雨が続き、台風の進行速度が遅いことから太平洋側を中心に雨量がかさむおそれがあります。局地的には500mmを超える雨が降り、台風から離れた関東や東海でも大雨となる可能性があるため警戒が必要です。

来週後半はようやく日差し戻る

来週後半になると、ようやく台風から変わった低気圧が本州から離れていきます。日本付近は高気圧に覆われて、北日本や本州日本海側を中心に晴れるところが多くなる見込みです。北日本には秋の空気がやってくるため、カラッとした体感で秋の気配を感じられるかもしれません。

本州太平洋側は、日差しが届くものの、暖湿気の影響でスッキリしない天気となる所が多い予想です。

台風による暖かい空気で蒸し暑い

台風が暖かい空気を運んできている影響で、曇りや雨の日でも気温は30℃前後まで上昇し、湿度も高いため、西日本や東日本を中心にムシムシとした蒸し暑さが続きそうです。

日差しが届くところでは再び気温が35℃近くまで上昇する可能性があるため、引き続き熱中症対策をしっかりと行ってください。こまめな水分補給や適切な休息を心掛け、無理のない行動を心がけてください。