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来週にも新たな台風の発生可能性 現時点では2つの候補

ウェザーニュース / 2024年8月30日 17時40分

ウェザーニュース

台風10号(サンサン)は依然として日本列島に大きな影響を与えています。また、新たな台風も近いうちに発生の気配が見えてきました。

フィリピンの東で雲がまとまる予想

台風10号は西日本を東進していて、明後日9月1日(日)までに熱帯低気圧に変わる予想です。それもつかの間、新たな台風発生の兆しが見え始めています。

その候補の一つは、フィリピンの東の海上でまとまりつつある雲です。現時点ではまだ渦を巻くような動きがないものの、活発な積乱雲が密集している状況です。気象庁は明後日には熱帯低気圧が発生するとしています。熱帯低気圧となった後も、発達を予想するコンピューターシミュレーションの計算結果が多く、来週にも台風が発生してもおかしくありません。


もう一つある候補が、日本のはるか東にある小さな雲の塊、熱帯低気圧Hone(ホネ)です。ハワイ付近を通過したあと、一旦はハリケーンまで発達しましたが、現在は中心付近の最大風速が15m/sで、熱帯低気圧となっています。

ウェザーニューズで世界の熱帯低気圧を監視しているグローバルストームセンターの予想では、再び勢力を強め、9月2日(月)には中心付近の最大風速が25m/sで、日付変更線を越える見込みです。中心付近の風速が17m/s以上で、日本の気象庁の監視区域に入れば、この時点で「台風」と呼ばれることになります。


8月は6つの台風が発生しましたが、9月に入っても台風の発生しやすい状況は続く見通しです。

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