台風から変わった熱帯低気圧が北上 明日にかけても大雨に警戒を

ウェザーニュース

台風10号は12時に東海道沖で熱帯低気圧に変わりました。この低気圧は今夜から明日にかけて本州を北上する予想です。

近畿や東海、関東甲信では今夜から明日にかけても激しい雨のおそれがあります。また、明日は北陸や東北でも雨が強まる見込みです。

関東各地で雷雨に

アメダス・積算降水量

今日9月1日(日)も関東から紀伊半島にかけて断続的に雨が強まっています。

午前中は静岡県や神奈川県で1時間に20mm前後の強い雨が降りました。昼過ぎには東京都心周辺にも発達した雨雲が流れ込んで、関東各地で雷雨となっています。


神奈川県から三重県にかけては、27日(火)からの総雨量が多い所で500mm以上に達しています。関東から近畿の太平洋側では一連の大雨で土砂災害の危険度が高まっています。

明日は北陸や東北も要注意

雨の予想　2日(月)6時

この後、台風から変わった熱帯低気圧は日本の東から張り出す高気圧の縁を進む形で北へ進む予想となっています。このため、東海ではこの後も雨が強まりやすく、雨量がさらに増加する予想です。

明日2日(月)にかけて多い所ではさらに100mm前後の雨が降ると見られます。これまでに降った雨により地盤が緩んでいたり、川の水位が高くなるなど、災害が発生しやすい状況です。

今後の雨によって土砂災害や河川氾濫などのおそれがありますので、増水している川の近く、地盤の緩い傾斜地など危険な場所には引き続き近寄らないようにしてください。

熱帯低気圧は温帯低気圧に変わり、明日は前線と一体化して北日本を通過する見込みです。このため北陸では明日の明け方から、東北は明日の午後に激しい雨となるおそれがあります。1時間に50mm前後の非常に激しい雨となる可能性があるため、道路冠水などに注意してください。