千葉県内では激しい雷雨で道路冠水発生 昼過ぎにかけて警戒を

ウェザーニュース

今日3日(火)朝は北日本を通過した秋雨前線が南下して、関東の東から南岸に停滞しています。千葉県内を中心に朝から雷を伴った土砂降りの雨となっていて、道路冠水が発生しているところがある状況です。

昼過ぎにかけて落雷による停電や河川増水にも警戒してください。

猛烈な雨で鉄道の遅延も発生

暖かく湿った空気があったところに寒気の南下、上空の気圧の谷の南下があいまって、関東南部では大気の状態が非常に不安定になっています。特に千葉県では雨雲が発達して、土砂降りの雨が降っています。7時30分までの1時間に佐倉市では52.5mmの非常に激しい雨が降りました。

自治体が設置した雨量計では、千葉市緑区で6時30分までの1時間に60.5mmの非常に激しい雨、市原市では6時50分までの1時間に87.0mmの猛烈な雨を観測しています。

この雨によって、道路冠水が発生しているところがあり、7時15分現在でJR内房線や外房線、京葉線で遅延が発生しています。

落雷も多発していて、ウェザーニュースには一時的に停電したという報告が多数寄せられています。

リモートワークなどの検討も

このあともあまり雨雲に動きは見られず、千葉県を中心に昼過ぎまで激しい雨が続くとみられます。道路冠水のエリア拡大したり、河川や用水路の増水・氾濫にも警戒してください。傾斜が急なところでは土砂災害のリスクも高まっています。

通勤通学時間帯ですが、周囲が危険な状況になっている場合は無理に移動せず、時間をずらしたりリモートワークが可能ならば切り替えることも検討してください。

非常に発達した雨雲が関東の広範囲に拡大することは考えにくいですが、関東南部では雨の降りやすい状況となっていますので、いま雨が降っていないところでも雨具をお持ちください。

写真：ウェザーリポート（ウェザーニュースアプリからの投稿）