沖縄付近に寒冷渦が停滞 天気の急変に要注意

ウェザーニュース

今日6日(金)の沖縄付近は、湿った空気や「寒冷渦」の影響で大気の状態が非常に不安定で、海上を中心に小さく活発な雨雲が多数発生しています。

発達した雨雲が通過して急に土砂降りの雨を降らせる可能性があるため、晴れていても油断できません。

朝から断続的に雨雲が通過

上空9700m付近で−30℃以下という寒気を伴った低気圧が沖縄本島周辺に停滞しています。地上では不明瞭ですが、上空には明瞭な低気圧と風の循環がみられる「寒冷渦」と呼ばれるものです。この上空の低気圧の影響と、地上付近の湿った空気の影響で大気の状態が不安定で、積雲が発生・発達しやすくなっています。

今日の沖縄は朝からモクモク雲が通過し、変わりやすい天気となっています。今夜にかけても大気の状態が不安定で、発達した雨雲が島を通過すると土砂降りの雨になる見込みです。急な激しい雷雨となる可能性もあるため、空の変化や雨雲レーダーに注意し、急な雨に備えるようにしてください。

今週末も寒冷渦の影響が残るため、天気の急変にお気をつけください。