福岡・太宰府で今年52回目の猛暑日に 日本記録をさらに更新

ウェザーニュース

今日10日(火)も広い範囲で日差しが届き、厳しい残暑となっています。日本海側はフェーン現象の影響で午前中から35℃に到達している所があり、福岡県太宰府市では今年52回目の猛暑日となって日本記録をさらに更新しました。

午後は昇温による天気急変にも注意

本州付近は高気圧の圏内になっています。西日本の太平洋側は暖かく湿った空気の影響で雨の所が多いものの、そのほかの地域は広い範囲で晴れて朝から気温が高い状況です。

特に、日本海側は南寄りの風が山を越えてフェーン現象が発生しているとみられ、新潟県上越市高田では10時過ぎに35℃を突破。また、福岡県太宰府市では11時10分に35.1℃を観測し、今年52回目の猛暑日となりました。年間猛暑日日数の国内最多記録をさらに更新しています。

日本海側はこのあとも日差しが強く降り注ぐ見込みです。気温はさらに上がり、猛暑日になる所が増えるとみています。こまめな水分補給や冷房の使用など、万全な熱中症対策が欠かせません。

太平洋側も、汗ばむ蒸し暑さが続きます。また、気温の上昇によって大気の状態が不安定になり、関東北部や房総丘陵、中国山地など内陸山沿いを中心に天気急変のおそれがあります。もくもくとした雲や黒い雲が迫ってきたら、急な強い雨や雷雨に注意してください。