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フェーン現象で猛暑日地点数は今月最多に 明日も厳しい残暑続く

ウェザーニュース / 2024年9月10日 16時21分

ウェザーニュース

今日10日(火)も広い範囲で晴れて厳しい残暑になりました。山越えの風でフェーン現象が発生した地域を中心に気温が上がり、35℃以上の猛暑日地点数は今月一番の多さになっています。

太宰府は年間猛暑日日数の日本記録を更新

日本付近は大きく見ると南高北低の気圧配置になっていて、南から暖かな空気が流れ込みやすい状況です。東北から九州は広い範囲で30℃以上の真夏日になり、特に南寄りの風が山越えとなった日本海側などで気温が高くなりました。

16時00分までの気温が全国で最も高くなったのは新潟県新潟市新津で、13時37分に37.2℃を観測しています。また、福岡県太宰府市では14時18分に36.8℃を観測し、今年52回目の猛暑日となりました。年間の猛暑日日数の日本記録をさらに更新しています。

全国の35℃以上の猛暑日地点数は90地点と、昨日の85地点を抜いて今月一番の多さになりました。

明日も日本海側ほど高温に

明日も西日本や東日本は高気圧の圏内で、厳しい残暑が続きます。最高気温は東京で33℃、名古屋や大阪で34℃の予想です。日本海側など南寄りの風が山越えとなる地域では35℃以上の猛暑日になる所もあるとみています。こまめな水分補給や冷房の使用など、万全な熱中症対策が欠かせません。

前線が通過する北海道は、北の地域から秋の空気に覆われます。旭川市などでは湿度が低く、過ごしやすい体感となりそうです。函館市など南の地域はまだ少し蒸し暑く感じられそうなので、調節しやすい服装でお出かけください。

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