山沿いで雨雲が発達し土砂降りの雨に 道路冠水や低地の浸水に注意

ウェザーニュース

今日11日(水)は午後になって、山沿いで雨雲が発達してきました。上空の風が弱いため雨雲は停滞する傾向にあり、同じような場所で激しい雨が降り続くおそれがあります。道路冠水や低地の浸水などに注意してください。

10分間で20mm超の大雨の所も

気温の上昇によって大気の状態が不安定になり、関東甲信や中国山地など山沿いで雨雲が発達してきました。岡山県新見市千屋(ちや)では13時40〜50分の10分間で22.5mmの雨が降り、14時10分までの1時間雨量は53.5mmになっています。年間を通して1位の記録を更新しました。

周辺では雷も頻発していて、落雷による停電の発生や、突風などに注意が必要です。

山沿いでは日没にかけて雨雲の発達しやすい状況が続き、活発な雨雲の下では1時間に30mm以上の激しい雨が降るおそれがあります。上空には高気圧があるため風が弱く、発生した雨雲はあまり動かない予想です。同じような場所で激しい雨が長く続き、道路冠水や低地の浸水のリスクが高くなります。

雨が強い間の無理な移動は控え、頑丈な建物の中に避難するなど安全を確保するようにしてください。

写真：ウェザーリポート（ウェザーニュースアプリからの投稿）