気象庁1か月予報 ようやく季節が前進 9月下旬は北日本に寒気南下
ウェザーニュース / 2024年9月12日 15時45分
今日12日(木)、気象庁は9月14日から10月13日までの1か月予報を発表しました。
9月下旬になるとようやく季節が進みそうです。北日本を中心に寒気が南下する予想で、これまでに比べると高温傾向が落ち着いてきます。秋雨前線や台風の影響で、沖縄から西日本、東海、関東甲信は降水量が多くなる見通しです。
全国各地で高温予想
この先1か月の気温
太平洋高気圧は日本の南で平年よりも強い状況が続きます。西日本を中心に暖かな空気が流れ込みやすくなる見込みです。1か月の平均気温は西日本から東日本、東北、北海道の太平洋側で平年より高い予想となっています。
北極からオホーツク海方面には寒気の流れ込むタイミングがあり、その影響を受けやすい北海道の日本海側、オホーツク海側は平年並みか平年よりも高い予想です。
彼岸頃から秋らしさが強まる
1か月の平均気温は全国的に高い予想ですが、時系列で気温の傾向を見ると、北日本は9月下旬に大きく下がる予想となっています。8月後半から続いていた平年を大きく上回る状況から、平年を少し下回る水準まで低下する予想です。一気に季節が進んで、北海道の内陸部では霜が降りるような冷え込みになる日もありそうです。
東日本も9月下旬以降は平年にかなり近づいて、これまでの高温傾向は緩和する見込みです。寒気の影響が小さい西日本は平年より高い状態が続くものの、極端な上昇は見られず、10月にかけては少しずつ平年に近い日が増えてくる傾向になっています。
秋雨前線の活動が活発で雨量が多くなる予想
この先1か月の降水量
太平洋高気圧が強い勢力になる一方で、中国大陸の華北付近でも高気圧が強まり、その間に秋雨前線が形成されます。暖かく湿った空気が流れ込むことで秋雨前線が活発になる見通しで、1か月の降水量は西日本、東海、関東甲信で平年より多く、北陸では平年並みか平年より多い予想です。
また、台風の影響で沖縄、奄美でも降水量が多くなるとみられます。台風と秋雨前線が関連することで、大雨となる可能性がありますので、しばらくは注意が必要です。
前線の北側に入る北日本は天気が周期的に変化し、降水量は平年並みの予想となっています。
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