台風13号 今夜にかけて奄美を直撃し荒天に
ウェザーニュース / 2024年9月14日 16時25分
9月14日(土)16時推定で、台風13号(バビンカ)は鹿児島県奄美市の南南東約100kmの海上を北西に進んでいるとみられます。午前中よりも発達し、雨風が強まっている状況です。今夜にかけて奄美地方を直撃するため、荒天に厳重に警戒してください。
▼台風13号 9月14日(土) 16時推定
中心位置 奄美市の南南東 約100km
大きさ階級 //
強さ階級 //
移動 北西 30 km/h
中心気圧 985 hPa
最大風速 25 m/s (中心付近)
最大瞬間風速 35 m/s
急に風や雨が強まる
台風13号は比較的速い速度で動いていて、このあと夜にかけて奄美大島付近を通過する見込みです。
奄美地方では台風の接近に伴って風が強まり、奄美市笠利では平均で15m/s前後の風が吹きはじめました。15時39分には最大瞬間風速21.1m/sを観測しています。奄美地方には暴風警報が発表中です。このあとはさらに風が強まり、瞬間的には30m/sを超えるような暴風となるおそれがあります。
また、中心付近には活発な雨雲を伴っています。強雨の時間はそれほど長くないものの、最接近時は1時間に50mm以上の非常に激しい雨の降るおそれがあるため、道路冠水や低地の浸水などに警戒が必要です。
台風が離れる明日15日(日)未明頃までは荒れた天気が続き、外出が危険な状態になります。不要な外出は控え、頑丈な建物の中など安全な所で過ごすようにしてください。
台風の中心から離れている西日本の太平洋側も、台風の周囲を吹く湿った空気の影響で断続的に雨が降っています。特に、地形の影響を受けやすい宮崎県などで雨雲が発達して土砂降りの雨になっている状況です。台風が東シナ海に進む明日も湿った空気の流入が続くため、油断できません。
波は太平洋側の広い範囲で高くなることが予想されます。残暑の厳しい三連休ですが、西日本だけでなく、伊豆諸島など東日本でも海のレジャーは十分な注意が必要です。
台風の名前
北西太平洋や南シナ海で発生した台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。
台風13号の名前「バビンカ(Bebinca)」はマカオが提案した名称で、伝統的なプリンの名前からとられています。
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