台風13号 中国・上海を直撃の進路予想 奄美・沖縄は高波の影響残る

ウェザーニュース

9月15日(日)15時現在、強い勢力の台風13号(バビンカ)は東シナ海を西北西に進んでいます。台風は勢力を保ったまま西進を続け、明日16日(月)の午前中に中国大陸に上陸する予想です。上海付近を直撃するおそれがあります。

▼台風13号　9月15日(日) 15時現在
　中心位置　　　東シナ海
　大きさ階級　　／／
　強さ階級　　　強い
　移動　　　　　西北西　20 km/h
　中心気圧　　　965 hPa
　最大風速　　　40 m/s (中心付近)
　最大瞬間風速　55 m/s

明日にかけて高波やうねりに注意

台風が離れて雨や風が落ち着いても波の影響は残ります。台風が強い勢力と保っているため、奄美や沖縄に加え、九州の東シナ海側なども高波が続く見込みです。

沖縄本島や奄美地方、種子島・屋久島などは2〜3mの波が予想され、うねりを伴います。釣りなど海のレジャーは危険ですので、天気が回復して晴れ間が見えていても、避けるようにしてください。

西日本太平洋側は雨が続く

西日本の太平洋側は台風に向かって吹き込む南東からの風によって、湿った空気の流入が続きます。昨日や今日に比べると雨雲は発達しにくく、激しい雨の降ることはない見通しです。午後になると次第に雨の止む所が多くなります。

台風本体の雨雲は明日の朝から中国大陸の東シナ海沿岸にかかり始め、上海でも昼過ぎにかけて猛烈な雨の降るおそれがあります。台風が強い勢力のまま直撃することから暴風雨になるとみられ、影響が懸念されます。

台風の名前

北西太平洋や南シナ海で発生した台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。

台風13号の名前「バビンカ（Bebinca）」はマカオが提案した名称で、伝統的なプリンの名前からとられています。