次の週末は秋雨前線停滞し大雨のおそれ 暑さ収まり気温は大きく低下

ウェザーニュース

週後半は秋雨前線が本州付近に停滞し、台風や熱帯低気圧の影響もあって活動が活発になる予想です。前線の動きによっては大雨のおそれがあります。また、気温は大きく下がり、猛烈な残暑が終わりを迎えそうです。

秋雨前線による大雨パターンになる可能性

秋雨前線は週中頃に一旦北上した後、20日(金)頃から再び南下するとみられます。21日(土)以降は本州付近に停滞する見込みです。

マリアナ諸島付近で新たな台風の発生予想が出るなど、日本の南の海上は依然として熱帯低気圧が発生しやすい状態が続いています。太平洋高気圧や熱帯低気圧などの影響で、南から湿った空気が流れ込みやすく、秋雨前線の活動が活発になる見通しです。

現時点では秋雨前線の動きや台風、熱帯低気圧の予測の不確実性が大きく、どのエリアでどの程度の大雨になるかの見極めは難しい状況です。それでも秋雨前線と台風の組み合わせは大雨につながるケースが多いため、今後の動向に注意をしてください。

秋雨前線の南下で猛残暑がついに終息

秋雨前線の南下とともに、秋の空気が本州上空に流れ込んできます。天気が崩れることもあり、週の後半は気温が大きく下がる予想です。

特に関東は北東から風が吹き込むことで気温の低下が顕著になるとみられます。20日(金)までは最高気温が30℃以上の暑い日が多く、21日(土)は22℃、22日(日)は19℃と一転して肌寒いくらいになる見込みです。

前線の位置によって今後、予測が変化することはありますが、暑さが収まる可能性は高いと言えます。西日本でも30℃未満の所があり、長く長く続いた猛烈な残暑もようやく終わりを迎えそうです。