ヨーロッパの強雨エリア南へ イタリアで局地的に強雨

ウェザーニュース

ヨーロッパは上空の寒気を伴った低気圧の影響が続いています。強雨のエリアは南に移り、イタリアで9月1か月分に相当する大雨となる見込みです。

9月1か月分に相当する雨量になるおそれ

ヨーロッパの各地に大雨をもたらした上空に寒気を伴った低気圧や、やや勢力を弱めながら南西方向に移動し、日本時間の今朝の時点では地中海付近に中心を移しています。

低気圧の周辺では大気の状態が不安定になっていて、アドリア海からイタリア北部にかけて発達した雨雲が広がっています。北部の主要都市、サンマリノの周辺などでは1時間に20mm前後の強い雨が降り、多い所では12時間の雨量が50mm前後に達しました。

日本時間の今夜にかけて雨雲の発達しやすい状態が続き、総雨量は多い所で100mmを超える見込みです。先日、洪水を引き起こしたような大雨に比べると雨量は少ないものの、この地域の9月1か月分の雨量に匹敵する量ですので、雨のよる影響が懸念されます。