福岡・太宰府で61日目の猛暑日 関東は昨日よりも暑さ落ち着く

ウェザーニュース

秋雨前線の南側は依然として夏の空気に覆われていて、今日19日(木)も晴れている九州を中心に真夏と遜色ないような猛暑となっています。福岡県太宰府市では今年61日目の猛暑日を観測し、年間最多の日本記録をまた更新しました。

台風14号の影響でフェーン現象

西日本から関東の上空1500m付近は＋20℃前後の夏の空気に依然として覆われています。今日は台風14号が東シナ海を進んでいることで、九州では南東の風がフェーン現象を引き起こし、北部を中心に午前中から35℃以上の暑さです。

11時30分までの最高気温が全国で最も高いのが長崎県大村市で37.1℃を観測。福岡県太宰府市は36.1℃と今年61日目の猛暑日となりました。年間最多の日本記録の更新が続いています。また、熊本市では今年の猛暑日が50日に達しました。

関東は雲が多い分だけ昨日に比べると気温の上昇は抑えられ、まだ猛暑日の地点はありません。それでも東京は32.2℃と平年のこの時期よりは5℃以上も高く、厳しい残暑です。気温の上がっている地域では、夏と変わらない熱中症対策を行ってください。

記録ずくめの猛暑は明日まで

いつまでも続くように思われるこの暑さも終わりはすぐ近くまで迫っています。

太宰府市の今後の気温の予想をみると、明日20日(金)はまだ暑さが厳しく35℃まで上がる見込みです。ただ、明後日21日(土)は秋雨前線の南下に伴って朝から雨が予想され、暑さが収まります。昼間でも30℃に届かないかどうかで、5日(木)から続いている連続猛暑日はストップする可能性が高くなっています。

その後も一時的に残暑がぶり返すようなことはあるものの、35℃以上の猛暑日になることはない見通しです。記録ずくめの残暑もようやく終焉となります。