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台風14号(プラサン)  低気圧に変わった後、秋雨前線の活動に関与か

ウェザーニュース / 2024年9月19日 18時21分

ウェザーニュース

9月19日(木)15時現在、台風14号(プラサン)は沖縄・久米島の北北西の東シナ海を進んでいて、今夜までに中国の華中に上陸する見込みです。台風15号(ソーリック)はトンキン湾を西南西に進んでいて、こちらはベトナムに上陸するとみられます。

▼台風14号 9月19日(木)15時
 中心位置   久米島の北北西約400km
 大きさ階級  //
 強さ階級   //
 移動     北西 25 km/h
 中心気圧   996 hPa
 最大風速   20 m/s (中心付近)
 最大瞬間風速 30 m/s

▼台風15号 9月19日(木)15時
 中心位置   トンキン湾
 大きさ階級  //
 強さ階級   //
 移動     西南西 20 km/h
 中心気圧   992 hPa
 最大風速   18 m/s (中心付近)
 最大瞬間風速 25 m/s


台風から低気圧に変わった後、大雨をもたらすおそれ

台風14号は、一旦中国大陸に上陸した後、低気圧として東に進んでくる可能性が出てきました。大量の湿った空気を秋雨前線に持ち込むことになります。

雨雲のもととなる水蒸気が大量に流れ込むことに加え、北からは寒気を伴った気圧の谷が近づき、前線周辺や南側のエリアでは大気の状態が不安定になります。三連休初日の明後日21日(土)〜22日(日)は雨雲が発達して局地的に非常に激しい雨を降らせる見通しです。

22日(日)夜までの雨量は、山陰や北陸、東北の日本海側などで200〜300mmに達する予想です。大雨による土砂災害や河川の増水、氾濫、低い土地の浸水などの災害が発生するおそれがあります。前線の位置によって大雨となる地域が変化することも考えられますので、最新の情報を確認の上、警戒をするようにしてください。

15号はベトナムに大雨を降らせる見込み

台風15号はほとんど発達しないまま、明日20日(金)にかけてベトナム中部に上陸するとみられます。

それほど強い台風ではないものの、周辺には活発な雨雲を伴っていて、ベトナムからラオスにかけては断続的に強い雨が降る見込みです。台風から熱帯低気圧に変わった後も動きが遅く、南シナ海から湿った空気が流れ込むため、雨は長時間続きます。

先日、台風11号が直撃して大きな被害が出た地域とは違うものの、大雨による影響が懸念されます。

台風の名前

北西太平洋や南シナ海で発生した台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。

台風14号の名前「プラサン(Pulasan)」はマレーシアが提案した名称で、果物の名前からとられています。

台風15号の名前「ソーリック(Soulik)」はミクロネシアが提案した名称で、伝統的な部族長の称号からとられています。

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