秋雨前線の南側で積乱雲が発達 秋田や山形で非常に激しい雨

ウェザーニュース

今日20日(金)は秋雨前線に向かって流れ込む湿った空気の影響で、秋田県や山形県で大雨となっています。酒田市では6時30分までの1時間に68.5mmの非常に激しい雨を観測しました。

日本海からのびる帯状の雨雲は南下中で、新潟県や宮城県も激しい雨に注意が必要です。

東北 北陸は激しい雨に警戒

秋雨前線上の低気圧が津軽海峡付近を東進していて、前線や低気圧に向かって流れ込む湿った空気の影響で日本海〜東北地方に活発な積乱雲が連なっています。

秋田県内では未明から雨が強まり、アメダス雄和（秋田空港）では4時59分までの1時間に59.5mmの非常に激しい雨を観測しました。雨雲は次第に南下し、山形県のアメダス酒田では6時30分までの1時間に68.5mmの非常に激しい雨を観測しています。

前線の南下に合わせて新潟県や宮城県などでも激しい雨が降るおそれがあるため、道路冠水や低地の浸水などに警戒をしてください。

東日本や西日本は暖湿気の影響で猛残暑

関東・東海や西日本の各地は、高気圧に覆われて晴れる所が多くなります。前線に向かって流れ込む暖かく湿った空気に覆われるため今日も猛烈な残暑となり、最高気温が35℃以上の猛暑日の所が増える予想です。熱中症警戒アラートも広範囲に発表されています。こまめな水分補給等で意識的に熱中症予防を行ってください。今日が猛残暑のピークとなりそうです。

午後は大気の状態が不安定になるため、局地的な雷雨にも注意が必要です。