静岡市で39℃超 140地点が猛暑日 最後まで厳しい残暑

ウェザーニュース

今日20日(金)も猛烈な残暑が続きました。静岡市では9月中旬以降として国内最高の39.2℃まで上昇。全国140地点で猛暑日を観測しています。ただ、広範囲で猛暑日になるのは今年最後になる見通しです。

30地点以上で9月の観測史上1位を更新

上空1500m付近で＋21℃以上の真夏並みの暖気が東に移ったことで、東海や関東など東日本で暑さが厳しくなっています。また、日本海に伸びる秋雨前線に向かって吹き込む南よりの風によってフェーン現象が発生し、山陰から北陸でも気温の上昇しました。

15時00分までの最高気温が最も高くなったのは静岡市で39.2℃を観測。9月中旬以降としては国内歴代最高の気温で、9月全体でも歴代7位タイの暑さです。また、福井県小浜市、京都府舞鶴市、兵庫県豊岡市で38.0℃まで上昇しました。9月の観測史上1位を更新した地点は30地点以上に達しています。

名古屋市は9月として観測史上2位の37.5℃まで上がり、過去最も遅い猛暑日を更新しています。

明日は記録的な猛暑からようやく脱却

明日21日(土)は夏の高気圧が南に後退し、それとともに上空の暖気も海上に離れます。一方で秋雨前線の活動が活発になって、曇りや雨のエリアが拡大することで、気温は上がりにくくなる見込みです。

西日本から関東でも35℃以上の猛暑日になる所はほとんどありません。最高気温は東京都心や名古屋市、大阪市で33℃、福岡市で32℃の予想となっています。これでもこの時期としては高めの気温ですが、今日までの記録的な残暑に比べるとだいぶ落ち着きそうです。

冷たい空気が流れ込む東北北部や北海道は20℃に届かない所が多く、少し肌寒いくらいになります。