台風14号が東シナ海に戻る 今後、温帯低気圧に変わり秋雨前線と一体化
ウェザーニュース / 2024年9月20日 23時0分
台風14号(プラサン)は中国に上陸後にUターンし、9月20日(金)21時には東シナ海に戻ってきました。
▼台風14号 9月20日(金)21時
中心位置 東シナ海
大きさ階級 //
強さ階級 //
移動 北東 15 km/h
中心気圧 998 hPa
最大風速 18 m/s
最大瞬間風速 25 m/s
この先は温帯低気圧の性質に変化しながら東進し、秋雨前線と一体化する予想です。東北や北陸などで三連休に大雨のおそれがあるほか、低気圧の発達が予想されるため強風や高波にも注意が必要です。
秋雨前線に湿った空気を供給 大雨のおそれ
台風14号は東シナ海・黄海から朝鮮半島南岸付近へ進み、対馬近海に達する21日(土)夜までには温帯低気圧の性質に変わる見込みです。「温帯低気圧化」は勢力を落とすのではなく構造が変化することを指すため、油断はできません。今回の台風も、温帯低気圧に変わる頃には最大風速23m/s、最大瞬間風速35m/sの勢力に発達することが予想されています。一般的に、台風が温帯低気圧の性質になると、風の強い範囲が中心付近に限らず広範囲にひろがるため、低気圧の中心から離れた地域も強風や高波に注意が必要です。
温帯低気圧になる頃には秋雨前線と一体化する予想となっていて、22日(日)は前線上の低気圧として日本海を東進する見込みです。この低気圧が持ち込む多量の湿った空気に加え、日本の南東に中心をもつ太平洋高気圧の縁辺をまわる湿った空気が前線に向かって流れ込み、北からは寒気を伴った気圧の谷が近づくことで、秋雨前線周辺や前線の南側では大気の状態が非常に不安定になる見込みです。
北陸や東北などでは断続的に雨が強まる予想で、大雨による土砂災害や河川の増水、低地の浸水などの災害が発生するおそれがあり、警戒が必要です。それ以外の西日本〜東日本の各地も、三連休最終日の23日(月)にかけて南下する前線により、一時的に土砂降りの雨となることが予想されます。特に22日(日)秋分の日は太平洋側も雨が強まるタイミングがあるため、道路冠水等に注意するようにしてください。
台風の名前
北西太平洋や南シナ海で発生した台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。
台風14号の名前「プラサン(Pulasan)」はマレーシアが提案した名称で、果物の名前からとられています。
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