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今週末の山の天気 太平洋側ほど雨となる山域が多い

ウェザーニュース / 2024年9月26日 17時22分

ウェザーニュース

9月も下旬となり、高山ではダウンが必要なほど冷え込むようになって紅葉の色づきが進んでいます。そろそろ紅葉を楽しみに登山計画を立てている方も多いと思います。

この週末は秋雨前線や低気圧の影響で太平洋側ほど雨となる山域が多くなる見込みです。十分な情報収集と計画で安全に登山を行いましょう。

【北海道】29日(日)は登山日和

予想天気図 9月29日(日)

■28日(土)
高気圧に覆われるものの、湿った東寄りの風の影響を受けます。オホーツク海側の山域や、大雪山系、日高山脈では雲や霧がかかりやすく、弱い雨の降る所もあるでしょう。その他のエリアでは、日差しが期待できそうです。

■29日(日)
高気圧に覆われ、晴れる所が多くなるでしょう。オホーツク海側の山域では、雲海の見られる所もある見込みです。風もおだやかで、登山日和となりそうです。朝晩は冷え込むため、調節できる服装がおすすめです。

【東北】北部の日本海側がおすすめ

■28日(土)
前線や湿った空気の影響を受けます。南部ほど影響を受けやすく、曇りや雨の天気となるでしょう。雨の対策が必須です。
北部では曇り空となりますが、日本海側を中心に薄日の漏れる時間もありそうです。ただ、奥羽山脈や北上山地など東寄りの湿った空気を受けやすい山域では、霧や弱い雨の所もあるでしょう。

■29日(日)
引き続き前線や湿った空気の影響で、南部や太平洋側を中心に曇りや雨となりそうです。

紅葉が始まっている岩木山、鳥海山、森吉山など、日本海側の山域では日差しが期待でき、登山日和となる見込みです。

奥羽山脈の北部(八甲田山、岩手山、秋田駒ヶ岳、栗駒山等)も、霧や弱い雨の可能性はありますが、大きな崩れはないとみています。

前線の活動次第では予測が変化する可能性もあるため、最新の情報にご注意ください。

【東日本】日本海側ほど雨止む所多い

予想天気図 28日(土)9時

28日(土)から29日(日)は、前線の影響で全般に曇りや雨となる山域が多くなる見込みです。

特に箱根や丹沢、南アルプス等の太平洋側の山域では、前線の動向次第で強い雨の可能性があるため、注意が必要です。静岡や関東南部の山では雨の影響による沢の増水に注意してください。

日本海側の山域(北アルプス、白山、谷川岳等)では、弱い雨の可能性はあるものの、天気の大きな崩れはなさそうです。

なお、前線の活動次第では予測が変化する可能性もあるため、最新の情報にご注意ください。また、3000m級の山域での気温は10℃未満となっています。朝晩は5℃以下まで冷え込むため、寒さへの備えを忘れずに。


<尾瀬>
28日、29日ともに雲や霧が出やすく、雨の可能性がありそうです。

燧ヶ岳の気温も10℃前後と天気もあまり良くなく寒く感じられ、前線の動向次第で、天気が大きく変わりそうです。

【西日本】九州北部や中国西部で晴天チャンス

■28日(土)
高気圧に覆われますが、湿った北寄りの風の影響を受けます。近畿北部(氷ノ山、比良山地等)や紀伊山地、山陰東部(大山、蒜山等)では、霧や弱い雨の可能性があります。その他のエリアでも、曇りや霧の所が多くなりそうです。ただし、大きな崩れはないとみています。九州北部(英彦山、阿蘇山、雲仙岳等)では、日差しが期待できそうです。

■29日(日)
前線や湿った空気の影響で、太平洋側を中心に雨が降りやすくなる見込みです。特に、近畿地方の山域では、雨の所が多くなりそうです。ただ、九州の東シナ海側や中国地方西部では、日差しが期待できるでしょう。中国地方東部、四国、九州の太平洋側では、雲が多めながら大きな崩れはないとみています。

前線の活動次第では予測が変化する可能性もあるため、最新の情報にご注意ください。

登山に行く際に

<情報の確認>
山へ行く前日までだけでなく、当日の朝にも必ず最新の天気予報を確認するようにしてください。その際、「大気の状態が不安定」、「山沿いを中心に天気急変に注意」などが聞かれたら、中止・延期をする判断も必要です。

<出発時間>
雷は午後に多くなるため、なるべく朝早くに出発し、山頂へは昼前までに到着できるように計画して出発するのが基本です。

<雷への対処>
避難する場所が少ない山では、両足を揃えて膝を折り、上半身は前かがみで耳を塞ぐという姿勢で雷雨の通過を待つのが正しい対処法となります。木の根元で雨宿りをするのは危険です。

<雨・寒さ対策>
急な雨に見舞われ、衣服が濡れてしまうと、体感温度が一気に下がり低体温症になる危険性があります。レインコートなどの雨具やエマージェンシーシートを持参し、濡れても乾きやすい服を着ていくようにしてください。

登山を楽しむためには、山の気象リスクを把握することも大切ですが、自分の体力・技術などに見合った山を選び、しっかりと登山計画を立てることもお忘れなく。

写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)

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