複数の台風発生予想 沖縄の南の熱低は発達して北上か 今後の進路に注意

ウェザーニュース

9月27日(金)3時現在、沖縄の南とマリアナ諸島で発達中の熱帯低気圧について、気象庁はそれぞれ「24時間以内に台風に発達する見込み」と発表しました。

▼熱帯低気圧　9月27日(金)3時
　中心位置　　　沖縄の南
　移動　　　　　南南西　ゆっくり
　中心気圧　　　1004 hPa
　最大風速　　　15 m/s (中心付近)
　最大瞬間風速　23 m/s

▼熱帯低気圧　9月27日(金)3時
　中心位置　　　マリアナ諸島
　移動　　　　　北北西　15 km/h
　中心気圧　　　1004 hPa
　最大風速　　　15 m/s (中心付近)
　最大瞬間風速　23 m/s

次に台風が発生すると今月7つ目で、順に台風17号・台風18号と呼ばれることになります。

沖縄の南の熱低　発達して先島諸島に接近の可能性

昨日26日(木)に発生したこの熱帯低気圧は、今後勢力を強めて台風に発達する可能性が高くなってきました。沖縄の南の海域は海面水温が平年よりも1〜2℃程度高くなっているほか、上空の風の流れも発達に適しています。

進路の予想を見ると、29日(日)頃にかけて北緯19度付近まで南下したあと、北上に転じて沖縄の先島諸島付近を通過し、東シナ海に進む可能性が高くなっています。暴風域を伴う見込みで、沖縄では来週、暴風や大雨で大荒れの天気となるおそれがあるため、今後の情報にご注意ください。

東シナ海に進んだあとの進路や勢力はまだ確実な予測が難しくなっています。秋雨前線に影響を与えたり、偏西風に乗って日本海方面に向かうことも考えられますので、本州方面も油断はできません。

マリアナ諸島の熱低　小笠原近海を北上　高波など注意

25日(水)に発生したこの熱帯低気圧は、今後勢力を強めて台風に発達する可能性が高くなってきました。

進路の予想を見ると、しばらくは北西に進んで小笠原近海に向かい、日本の南に来る頃には勢力を落として熱帯低気圧に変わる予想です。

小笠原諸島では高波などの影響がでる可能性があるため注意してください。

秋は強い台風に要注意

平年の台風発生数

次に台風が発生すると、25日(水)に発生した台風16号以来で、今月に入ってから7つめです。今月は平年よりも発生数が多くなっています。

秋の台風は日本への上陸が多いだけでなく、接近時の勢力も強い割合が高いことが特徴です。10月にかけてが本格的な台風シーズンですので、台風対策・大雨対策等を整えておくようにしてください。