沖縄の南の熱帯低気圧 台風に発達し来週は沖縄付近から東シナ海へ

ウェザーニュース

沖縄の南の熱帯低気圧は発達を続け、明日28日(土)までに台風18号になる見通しです。来週10月2日(水)頃に沖縄方面に進んだ後の進路が注目されます。

高気圧強まり東シナ海を北上か

2日(水)朝の時点で台風は先島諸島に近づくとみられます。一方で、台風17号が本州の東の海上を通過した後、太平洋高気圧が西に大きく勢力を強める見込みです。台風は高気圧の縁をまわる形で北寄りの進路を取り、現時点では東シナ海に進む可能性が高くなっています。


台風の動きを大きく左右する上空の強い西寄りの風ジェット気流は、平年のこの時期よりも北に位置し、朝鮮半島から日本海付近を吹く予想です。

現時点では3日(木)以降に高気圧がさらに勢力を強め、台風はなかなか東に転向できず、ジェット気流が流れるあたりまで北上してから東寄りに進路を変えるとみられます。東シナ海に進んだあと、どのような進路を取るかは、高気圧の勢力とジェット気流の位置で大きく変わってくる見込みです。

まだ台風が発生もしていない状況である上、一週間近く先の予測ですので、不確実性は大きくなっています。ただ、沖縄だけでなく、日本列島への影響も考えられますので、今後の情報に注意をしてください。