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日本の南に2つの台風 17号は小笠原諸島に接近へ

ウェザーニュース / 2024年9月29日 11時20分

ウェザーニュース

日本の南の海上には2つの台風があります。9月29日(日)9時現在、台風17号(チェービー)は小笠原近海を北北西に進んでいます。今夜から明日30日(月)にかけて小笠原諸島に接近した後、10月1日(火)頃には関東沖に達する見込みです。

一方、台風18号(クラトーン)はフィリピンの東の海上でほとんど停滞しています。段々と北へ進路を変え、発達する見込みです。

▼台風17号 9月29日(日)9時
 中心位置   小笠原近海
 大きさ階級  //
 強さ階級   //
 移動     北北西 15 km/h
 中心気圧   1000 hPa
 最大風速   20 m/s (中心付近)
 最大瞬間風速 30 m/s

▼台風18号 9月29日(日)9時
 中心位置   フィリピンの東
 大きさ階級  //
 強さ階級   //
 移動     ほとんど停滞
 中心気圧   985 hPa
 最大風速   30 m/s (中心付近)
 最大瞬間風速 40 m/s


台風17号は明日にかけて小笠原諸島に接近

台風17号は北寄りに進みながら、今夜から明日30日(月)にかけて小笠原諸島に接近する予想です。小笠原諸島では今日の昼過ぎ以降、台風の北側の雲がかかり始め、夜になると雨の強まる所がある見込みです。風も次第に強まりますので、早めに荒天への対策を進めておくと安心です。

また、海上では波の高い状態が続きますので、警戒してください。

1日(火)には関東沖を通過

台風17号はその後はやや東寄りに進路を変えながら北上を続け、暴風域を伴った状態で10月1日(火)頃に関東の東の海上を通過する予想です。

比較的大きさが小さいため影響範囲が狭く、予報円の中心付近を通った場合は、沿岸部の高波や一時的な風の強まりなど、影響は限定的になる見込みです。

ただ、陸地寄りに進んだ場合は雨雲の一部が伊豆諸島や関東の一部に流れ込み、風もより強まるおそれがあります。わずかな進路の違いで影響が大きく変化しますので、今後の情報に注意をしてください。

台風の暴風域に入る確率

5日先までに台風の暴風域に入る確率が5%以上の府県予報区は以下の通りです。(気象庁)
 茨城県     7 %
 千葉県     8 %
 東京都     15 %
  東京地方   3 %
  伊豆諸島北部 4 %
  伊豆諸島南部 13 %
  小笠原諸島  15 %

台風18号は強い勢力で沖縄に接近

台風18号は、周辺の海面水温が高く風の環境も発達に適していることから急速に勢力を強め、明日30日(月)には強い勢力となり10月1日(火)には中心付近の最大風速が40m/sに達する予想です。

その後は台湾に近づく影響で若干勢力を落とすものの、2日(水)から3日(木)頃に強い勢力を維持したまま沖縄の先島諸島に接近する予想となっています。沖縄では暴風や大雨で大荒れの天気となるおそれがあります。早めに台風への備えを行ってください。

3日(木)以降は東シナ海を北上するとみられますが、進路や勢力にはまだ不確実性があります。仮に偏西風に乗って日本海方面に向かうと、九州や本州などでも台風の影響が大きくなる可能性があります。今後の情報に注意してください。

台風の名前

北西太平洋や南シナ海で発生した台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。

台風17号の名前「チェービー(Jebi/제비)」は韓国が提案した名称で、つばめ(燕)のことをさす朝鮮語からとられています。
台風18号の名前「クラトーン(Krathon)」はタイが提案した名称で、果物の名前(英名サントル)からとられています。


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