彼岸花の季節 九州や西日本太平洋側で多く、東京でも約4割が咲き始め

ウェザーニュース

緑の草地に凛と咲く赤い花。今年も「彼岸花（ヒガンバナ）」が西日本から東北の各地で咲き始めました。

そこで、全国を対象に現在の開花状況を調査しました。

ここ一週間で一気に開花

アプリ「ウェザーニュース」のユーザーに対して調査を行った結果、この一週間で西日本から東北まで彼岸花が広く咲き始めていることがわかりました。

都道府県別のトップは鹿児島県86%、次いで宮崎県83%、高知県82%と九州や四国での目撃の割合が高くなっています。

関東の各地でも開花しており、千葉県43%、埼玉県51%、東京都でも39%にのぼりました。

一週間前の前回調査では、「咲いている」の回答が3割以上となった地域は25県でしたが、今回の調査では43都府県となり、各地で一気に咲き始めたことがわかります。

（調査期間：①2024年9月13日～14日、回答数：9,841人、②9月20日〜9月21日、回答数：11,002人、③9月27日〜9月28日、回答数：11,140人／回答項目：見てない・咲いている）

秋の彼岸頃に開花

埼玉県 巾着田曼珠沙華公園より

彼岸花は、ヒガンバナ科ヒガンバナ属の多年草で、「曼珠沙華（マンジュシャゲ）」とも呼ばれ、例年、その名の通り秋の彼岸頃から開花します。

球根に毒を含んでいることから農作物やお墓を荒らす動物から水田やお墓を守るために水田の畦や墓地に多く植えられていると言われます。

来週にかけては秋雨前線の影響で曇りや雨の日が多いものの、朝晩の涼しさとともに、各地で咲き始めた彼岸花にも秋の気配を感じられそうです。

写真：ウェザーリポート（ウェザーニュースアプリからの投稿）