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台風17号が関東接近 沿岸部に雨雲 台風18号は明日から沖縄に影響

ウェザーニュース / 2024年10月1日 16時30分

ウェザーニュース

台風17号(チェービー)は関東の南東海上を速度を上げながら北上していて、外側の雨雲が関東の沿岸部にかかっています。

大型で猛烈な勢力となった台風18号(クラトーン)は依然として動きが遅いものの、明日2日(水)から沖縄の先島諸島を中心に影響が出る見込みです。


台風17号 関東や東北沿岸部は一時的に雨が強まる

▼台風17号 10月1日(火)15時
 中心位置   銚子市の南東約160km
 大きさ階級  //
 強さ階級   //
 移動     北 40 km/h
 中心気圧   985 hPa
 最大風速   30 m/s (中心付近)
 最大瞬間風速 45 m/s

台風17号は関東の南東海上を北に進んでいます。中心付近やその北側に活発な雨雲がみられ、最も外側のものが関東の一部に雨を降らせている状況です。

陸地から少し離れた所を進進んでいるため、活発な雨雲がかかるのは千葉県など関東の東部から東北太平洋側の沿岸部が中心です。関東では夕方にかけて、東北太平洋側は今夜にかけて一時的な強い雨に注意をしてください。

また、千葉県の一部は台風の強風域に入り、銚子市では最大瞬間風速16.6m/sを観測しました。この後も沿岸部は北寄りの風が強く、海上では波の高い状態が続きますので、こちらも注意が必要です。

台風18号 沖縄・先島諸島には明日から影響

▼台風18号 10月1日(火)15時
 中心位置   南シナ海
 大きさ階級  大型
 強さ階級   猛烈な
 移動     北西 ゆっくり
 中心気圧   915 hPa
 最大風速   55 m/s (中心付近)
 最大瞬間風速 75 m/s

大型で猛烈な勢力の台風18号(クラトーン)は南シナ海をゆっくりと北西に進んでいます。今後は北から東寄りに少しずつ進路を変えて、ゆっくりと台湾に近づく見込みです。

沖縄県・先島諸島は明日から風が強まる

明日2日(水)以降は台湾に近づく影響で勢力を落とすものの、徐々に進路を東寄りに変えて週後半には沖縄の先島諸島に近づく予想です。沖縄では台風の接近に伴い、先島諸島を中心に強風や大雨、高波などのおそれがあります。

明日から風が強まり始めるため、飛ばされやすいものは屋内へ片付けるなど早めに台風への備えを行ってください。

東シナ海に出た後は進路や勢力はやや不明確になっています。動きが遅く、勢力を弱めるため九州や本州方面に直接影響することはない見込みです。ただ、沖縄本島から西日本に湿った空気が流れ込み続けます。停滞する前線の活動を活発化させ、雨量が多くなる可能性もありますので、今後の情報に注意してください。

台風の暴風域に入る確率

5日先までに台風の暴風域に入る確率が5%以上の府県予報区は以下の通りです。(気象庁)
 八重山地方   
  石垣島地方  8 %
  与那国島地方 12 %

台風の名前

北西太平洋や南シナ海で発生した台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。

台風17号の名前「チェービー(Jebi/제비)」は韓国が提案した名称で、つばめ(燕)のことをさす朝鮮語からとられています。台風18号の名前「クラトーン(Krathon)」はタイが提案した名称で、果物の名前(英名サントル)からとられています。

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