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三連休の山の天気 久々の登山日和な三連休 高山は冬支度を

ウェザーニュース / 2024年10月10日 14時15分

ウェザーニュース

今年は遅れていた高山の紅葉もそろそろ見納めとなりそうです。

今週末は西日本や東日本では久々に大きな天気の崩れもない登山日和の三連休となる見込みですが、雨対策はもちろん、寒さ対策も万全にして、十分な情報収集と計画で安全に登山を行いましょう。

【北海道】連休後半は登山日和に 寒さ対策を

■12日(土)
北海道では弱い冬型の気圧配置になり、西よりの風が強まります。大雪山では昼間も5℃前後と気温が上がらず、強い風が一層体感温度を下げ、朝夜は氷点下の冷え込みになる見込みです。また、夜から13日(日)朝は一時的な雨や雪の可能性もあります。

■13日(日)
午前を中心に強い風が続きますが、14日(月)にかけて次第に高気圧に覆われるため、次第に風も弱まり登山日和になる見込みです。

■14日(月)
登山日和になるところが多い見込みで、朝は雲海の出現が期待できそうです。

高山の秋は終わり、初冬に移り変わってきています。この連休は大きな天気の崩れはないものの、寒さ対策をして登山を楽しんでください。

【東北】晴れるものの雨対策を忘れずに

◾️12日(土)
概ね晴れる見込みですが、福島県の山々(吾妻山や尾瀬、磐梯山など)では湿った空気の影響を受けやすく、午後から急な雨や雷雨の可能性があります。

また、夜遅くからは東北各地で一時的な雨の可能性があります。

◾️13日(日)
雲が多く日差しが届いても急な雨の可能性があります。広範囲で雨が降ることはなさそうですが、局地的な雨や天気の急変に注意してください。

◾️14日(月)
北部は高気圧の圏内で晴れる所が多い見込みです。南部は、高気圧の縁を回って流れ込む湿った空気の影響を受けて、福島県内や栗駒山、蔵王など太平洋側の山岳ほど雲が多くなり、弱い雨の可能性があります。

天気の大きな崩れはないものの、登山の際は雨対策を忘れずに。

東北の山々でも紅葉が見頃になってきています。山頂では昼間でも10℃前後、朝晩は0℃近くまで冷え込むこともあります。寒さ対策も忘れずにお出かけください。

【東日本】大きな崩れはないものの雨、寒さ対策を

栂池自然園付近の天気予報

◾️12日(土)
午前を中心に日差しが届きますが、湿った空気が流れ込みやすく、午後は各地で急な雨や雷雨になる可能性があります。天気の急変に注意してください。

◾️13日(日)
朝には雨は止んで、高山からは雲海が期待できそうです。ただ、この日も午後は急な雨や雷雨の可能性があります。

今のところ12日(土)よりは雨の可能性は低いと見ていますが、天気の変化にご注意ください。

◾️14日(月)
雲が広がりやすい時間はあるものの、大きな天気の崩れはなさそうです。

標高2000m前後で紅葉の見頃になっており、3000m級の山岳では初雪が降った所もあります。

高い山から段々と初冬に変わってきており、3000m級の山岳では昼間でも一桁の気温で、朝晩は氷点下まで冷え込みます。寒さ対策は万全に行なってください。


【西日本】登山は土日がおすすめ

◾️12日(土)
高気圧圏内となり晴れる所が多い見込みですが、近畿の山岳では湿った空気の影響を受け、午後に雲が広がったり、局地的な急な雨の可能性があります。天気の大きな崩れはない見込みですが、雨対策をしてお出かけください。

◾️13日(日)
紀伊半島、四国山地、九州南部の山岳では雲が広がりやすくなるものの、大きな天気の崩れはなく、各地で登山を楽しめる天気となりそうです。

◾️14日(日)
高気圧が離れ、湿った空気が流れ込みやすくなります。このため、太平洋側の山岳ほど雲が霧がかかりやすく、四国山地や霧島山、開聞岳など九州南部の山地ほど雨の可能性が高くなる見込みです。

一日を通して雨が降ったり止んだりになる可能性もあります。九州北部や中国山地なども雲が多く弱い雨の可能性があるため、雨対策をしてください。

登山に行く際に

<情報の確認>
山へ行く前日までだけでなく、当日の朝にも必ず最新の天気予報を確認するようにしてください。その際、「大気の状態が不安定」、「山沿いを中心に天気急変に注意」などが聞かれたら、中止・延期をする判断も必要です。

<出発時間>
雷は午後に多くなるため、なるべく朝早くに出発し、山頂へは昼前までに到着できるように計画して出発するのが基本です。

<雷への対処>
避難する場所が少ない山では、両足を揃えて膝を折り、上半身は前かがみで耳を塞ぐという姿勢で雷雨の通過を待つのが正しい対処法となります。木の根元で雨宿りをするのは危険です。

<雨・寒さ対策>
急な雨に見舞われ、衣服が濡れてしまうと、体感温度が一気に下がり低体温症になる危険性があります。レインコートなどの雨具やエマージェンシーシートを持参し、濡れても乾きやすい服を着ていくようにしてください。

登山を楽しむためには、山の気象リスクを把握することも大切ですが、自分の体力・技術などに見合った山を選び、しっかりと登山計画を立てるのが重要です。

写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)

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