気象庁1か月予報 高温傾向が続く 秋雨前線や台風の動向注意

ウェザーニュース

今日10月10日(木)、気象庁は10月12日から11月11日までの1か月予報を発表しました。気温は全国的に高い傾向が続き、秋の深まりはゆっくりしたペースになりそうです。一方、秋雨前線や台風の影響で西日本や東日本を中心に降水量は多くなる予想です。

季節外れの暑さに注意

この先1か月の気温

上空約1,500mの気温は全国的に平年より高く、日本列島は暖かい空気に覆われやすい状態が続きます。期間初めの10月中旬は気温がかなり高くなる見込みで、西日本や東日本では局地的に30℃前後まで気温が上がる日もありそうです。運動会や秋祭りなど屋外で長時間過ごす場合は、念のため熱中症対策をしておくと安心です。

その後も気温が平年よりも高くなる日が多くなりますが、極端な暑さはなくなり徐々に秋らしい体感になっていきます。朝晩と昼間の体感差が大きくなるので、服装で上手に調節してください。

秋雨前線や台風の動向に注意

この先1か月の降水量

大陸から日本のはるか東にかけて高気圧となる一方、日本付近は東日本や西日本太平洋側を中心に相対的に気圧の低い「気圧の谷」となり、南から湿った空気が流れ込みやすくなります。

秋雨前線が発生・停滞して、湿った空気の影響により前線の活動が活発になると雨が強まるおそれがあります。西日本や東日本では太平洋側を中心に1か月の降水量が平年並みか平年より多くなる予想です。

また10月も9月と同様に日本の南海上で台風が発生して日本に影響する可能性があります。秋雨前線と共に台風の動向にも注意してください。