今日は旧暦9月13日で「十三夜」 欠けた月を愛でる日本独自の風習
ウェザーニュース / 2024年10月15日 12時46分
今日10月15日(火)は旧暦の9月13日で、今夜のお月さまは「十三夜」です。先人が愛した十三夜の月をお楽しみください。
十三夜とは?
十三夜とは、昔使っていた月の満ち欠けをもとに1か月の日付を決める太陰太陽暦(旧暦)の9月13日の夜を指し、この日に見える月は旧暦の8月15日(十五夜)に出る月(中秋の名月)と並ぶ名月とされています。
平安時代に中国から伝わったとされる十五夜の月を愛でる風習とは異なり、十三夜の少し欠けた月を愛でる風習は日本独特のものといわれています。
ではなぜ、満月でもない十三夜にお月見をする風習が日本で始まったのでしょうか?
これに関しては諸説あるものの、延喜(えんき)19年9月13日 (現在の暦では919年10月9日)に、当時の法皇が催した月の宴がきっかけとなったというのが、最も有力な説とされています。
十三夜の月は、十五夜の月(中秋の名月)とセットで呼ばれることも多く、旧暦8月の十五夜の月を「前の月」、9月の十三夜の月を「後(のち)の月」と呼んだり、2つの月を合わせて「二夜(ふたよ)の月」と呼ぶこともあります。
そして、片方しかお月見を行わないことは「片見月(かたみづき)」と呼ばれ、縁起の悪いものともいわれます。
気になる天気は?
天気分布予想 15日(火)20時
十三夜の場合は日の入り時刻よりも前に月の出を迎えるので、夕方には東の空に浮かんだ月が見えます。夜半前には南の空で最も高度が高くなり、夜明け前には西の空に沈んでいきます。
今夜の天気分布予報を見ると、関東南部や中部、近畿の一部は晴れて、お月見が楽しめる所が多くなりそうです。
一方、北日本や西日本の日本海側は雨が降り、名月を見るのが難しい夜となりそうです。
その他のエリアでは、雲の隙間を狙ってのお月見鑑賞となりそうです。
昨年の写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)
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