金木犀の香り 東京の約3割が昨日今日から“感じる”と回答

ウェザーニュース

昼間はまだ暑さを感じますが、朝晩は涼しくなり、空や草木はだんだんと秋らしくなってきました。

今の時期に咲く、小さなオレンジ色の花で香りが印象的な金木犀（キンモクセイ）が、東京都内で昨日・今日で一気に香り始めているようです。

猛暑の影響で開花が遅れたか

今日16日(水)にウェザーニュースがアプリ利用者を対象に行ったアンケート調査結果を見ると、東京では63％が香りを感じていることが分かりました。

「昨日初めて感じた」または「今日初めて感じた」の回答が東京の全体の32％に達し、香りを感じた人のうち過半数が昨日か今日から香りを感じたことになります。

東京で香りを感じると回答した割合が半数を超えた時期は、いつもの年より開花が遅かった昨年2023年とほぼ同時期となりました。キンモクセイの開花時期は9月中旬～10月下旬といわれていて、開花が遅れる要因の一つには記録的な暑さがある考えられます。

地域別に「昨日初めて感じた」または「今日初めて感じた」の割合を見てみると関東31％、東海28％、近畿30％と、他の地域に比べて多いことがわかります。

一方、中国四国や九州では、昨日以前から香りを感じていた人の割合が高く、以前からキンモクセイは咲き始めていたようです。

今週末は強風の影響が懸念

この先、数日は穏やかな天気が続くものの、週末は前線通過で北日本を中心に雨風が強まり、東日本や西日本でも20日(日)は冷たい風が強まる予想です。
この風ですでに咲いているキンモクセイの花は散ってしまう可能性があります。今週のうちに可愛らしい花の姿や香りを楽しんでおくのが良さそうです。

写真：ウェザーリポート（ウェザーニュースアプリからの投稿）

調査概要
質問：キンモクセイの香りは？
調査日：2024年10月16日
回答者数：4796人（13時時点）
回答：「感じない」「今日初めて感じた」「昨日初めて感じた」「それ以前から感じてた」から選択