季節の便りが続々到着 5地点で初雪、9つの山で初冠雪

ウェザーニュース

昨夜から今日20日(日)にかけて上空に強い寒気が流れ込んだため北海道は平地でも雪になり、北日本の山々では雪化粧しています。多くの地点で初雪や初冠雪を観測しました。

札幌は平年より1週間以上早い初雪

平地で雪を降らせる目安の上空1500m付近で−6℃以下の寒気が、北海道の大部分を覆いました。昨日19日(土)の18時過ぎに稚内で初雪となったのを皮切りに、夜には旭川・網走・帯広、早朝には札幌でも初雪を観測しています。札幌は平年より1週間以上早い初雪です。

また、北日本の山々でも雪になり、雲が晴れて山頂付近が見えた所では麓から雪化粧している様子が確認されました。札幌市郊外の手稲山をはじめ、盛岡からは岩手山、仙台からは蔵王山など、北海道と東北の9つの山で初冠雪を観測しています。

例年は全国でも早い初冠雪となる富士山は午後になり山頂付近が見えてきましたが、気温が下がってからの降水が少なかったこともあり、雪が積もっている様子は確認できませんでした。

この先1週間ほどは寒気の南下がない予想で、新たな冬の便りが届く可能性は低い見通しです。

初雪、初冠雪の観測地点

▼初雪の観測（19日(土)〜20日(日)）
　稚内
　旭川
　網走
　帯広
　札幌

▼初冠雪の観測（すべて20日(日)）
　手稲山（札幌）
　岩手山（盛岡）
　雌阿寒岳（釧路）
　吾妻山（福島）
　鷲別岳（室蘭）
　蔵王山（仙台）
　八甲田山（青森）
　旭岳（旭川）
　斜里岳（網走）

写真：ウェザーリポート（ウェザーニュースアプリからの投稿）