大型の台風20号(チャーミー)発生 台風発生は10月に入って2つめ

ウェザーニュース

10月22日(火)3時、フィリピンの東で発達中の熱帯低気圧が台風20号(チャーミー)になりました。台風の発生は今月に入ってからは2つめとなります。風速15m/s以上の強風域の範囲が広く、大型の台風です。

▼台風20号　10月22日(火)3時
　中心位置　　　フィリピンの東
　大きさ階級　　大型
　強さ階級　　　／／
　移動　　　　　西　30 km/h
　中心気圧　　　994 hPa
　最大風速　　　18 m/s (中心付近)
　最大瞬間風速　25 m/s

沖縄では週後半に雨が強まるおそれ

台風20号はやや発達しながら西寄りに進み、週末には南シナ海方面へ向かう予想です。

日本列島へ直接の大きな影響はないとみていますが、週後半に台風周辺の暖かく湿った空気の影響で、沖縄を中心に雨が強まるおそれがあります。

現時点ではまだ進路の予測に不確実性があるため、今後の情報に注意が必要です。

秋の台風は要注意

平年の台風発生数

台風の発生は、10月9日(水)に発生した台風19号以来で、今月に入ってから2つめとなります。10月の平均発生数は3.4個と一年の中では発生の多い方です。

秋の台風は日本への上陸が多いだけでなく、接近時の勢力も強い割合が高いことが特徴です。10月までは本格的な台風シーズンですので、台風対策・大雨対策等を整えておくようにしてください。

台風の名前

北西太平洋や南シナ海で発生した台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。

台風20号の名前「チャーミー（Trami）」はベトナムが提案した名称で、バラ科の花の名前を意味しています。