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広範囲で雨や風が強まる 局地的には激しい雷雨で雨量が増えるおそれ

ウェザーニュース / 2024年10月23日 7時30分

ウェザーニュース

今日23日(水)は広い範囲で雨や風が強まる予想です。一時的に雷を伴って土砂降りの雨となり、突風などにも注意が必要です。

東海や近畿、北海道などでは局地的に大雨となるおそれもあります。河川や急な斜面など危険な場所には近づかないようにしてください。

通勤通学時は東海などで雨が強まる

低気圧が発達しながら日本海を北東に進み、そこからのびる前線が日本列島を通過します。前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込む影響で、前線付近や太平洋沿岸部では大気の状態が不安定になり、雷を伴って雨が強まる予想です。

今朝は四国東部や近畿、東海などに発達した雨雲が見られ、東北や山陰には前線による雨雲がかかっています。7時までの1時間に静岡県御前崎市で14.5mmのやや強い雨、高知市では9.0mm、名古屋市でも5.0mmと本降りの雨となっています。

このあとは激しい雨のおそれ 局地的には大雨警戒

このあと紀伊半島や東海の太平洋側では昼過ぎにかけて、静岡県では夕方にかけて、1時間に30〜50mmの激しい雨の降るおそれがあります。雨雲が同じような場所に停滞してしまった場合は、1時間に50mm以上の非常に激しい雨となり、さらに雨量が増えることも考えられます。道路冠水や用水路の増水・氾濫などに警戒が必要です。

北陸や東北、北海道も、前線通過時には雷を伴って1時間に30mm前後の土砂降りの雨となる可能性があります。突風などにも注意が必要です。湿った空気の影響を受けやすい北海道の道南や道東の山沿いでは雨量がまとまり、多いところでは24時間で100〜150mmの大雨となるおそれがあります。河川の増水や低地の浸水などに十雨分に注意してください。


昨日、局地的な大雨となった宮崎県周辺では天気は回復に向かいますが、24時間で300mm以上の雨が降ったところもあります。雨が止んでも災害発生のリスクは残るため、急斜面や崖、増水した河川など危険な場所には近づかないようにしてください。

風も強く、北日本中心に瞬間的には暴風も

低気圧が発達しながら進むため、東の海上や大陸にある高気圧との間で気圧傾度が大きくなり、沿岸部を中心に風も強まる予想です。

前線通過前は南寄りの風が、通過後は西寄りの風が強く吹く見込みです。特に、北日本では低気圧が接近する午後ほど風が吹き荒れるおそれがあり、瞬間的には30m/s前後の暴風となることも考えられます。

飛来物などに注意し、飛ばされやすいものは今日のうちに屋内へ仕舞うなど対策を行ってください。波も高くなるため、海岸には近づかないようにしてください。

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