銀杏(ぎんなん)のニオイ拡大中 東京などは4割超え
ウェザーニュース / 2024年10月24日 14時0分
北日本や東日本の山々では紅葉が見頃を迎え、街中では銀杏(ぎんなん)を見かけるようになりました。
食べると美味しいぎんなんも、ニオイは強烈です。今シーズンはどこまでニオイが迫ってきているのでしょうか。
ニオイはすでに広範囲に広がる
ウェザーニュースアプリ内で2024年10月23日(水)に調査を行い、「臭かった・絶賛臭い中・まだ臭ってない・周りにない」の4択で回答していただきました。(回答数:12419)
都道府県毎に見てみると、全国的にすでにニオっているところが多いようです。関東南部や東北北部では、「臭った」「絶賛臭い中」の割合が40%を上回っています。東海から西は、これからぎんなんのニオイが漂う季節に突入すると言えそうです。
一方、北海道や青森、沖縄などでは、そもそも「周りにない」との回答が多くなっていました。
※マップや本文中の数字は「周りにない」の回答を除いて集計しています。
ニオイは最大の防御!
ぎんなんのニオイが強烈な訳は実はハッキリとは解明されていません。今のところ「動物に食べられないため」というのが一番有力な説のようです。身を守るためのニオイと考えれば、確かに納得できるかもしれません。
しっかりと処理をすれば、ニオイもなくなり美味しく食べることができるので、栄養豊富な秋の味覚を楽しんでみてはいかがでしょうか。
全てのイチョウにぎんなんはならない?
実は、全てのイチョウの木にぎんなんが実るわけではありません。イチョウの木にもオスとメスが存在し、ぎんなんが実るのはメスの木に限られています。そのため、美しいイチョウ並木の風景を楽しんでもらうためにも、実を付けないオスのイチョウだけを植えているところもあるようです。
今週末は北海道大学のイチョウ並木がライトアップされる「北大金葉祭」が開催される予定です。お近くの方は、美しく照らし出されるイチョウ並木を見に遊びに行ってみてはいかがでしょうか。
写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)
参考:北海道大学HP
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