週間天気予報 前線停滞で来週は曇りや雨 新たな台風発生の可能性も

ウェザーニュース

■この先1週間のポイント■

・前線停滞 曇りや雨の日が多い
・新たな台風発生の可能性
・日差し乏しくても気温は高め

前線が西日本〜東日本付近に停滞する日が多い予想です。

前線停滞 曇りや雨の日が多い

来週にかけて、前線が西日本〜東日本付近で南北に位置を変えながら停滞する日が続く予想となっています。この影響で西日本や東日本を中心に来週にかけて曇りの日が多くなり、週末以降は雨の降るところもある見込みです。

沖縄では大型の台風20号(チャーミー)の周囲をまわる湿った空気の影響で大雨となっていますが、湿った空気の影響は26日(土)頃まで続く可能性があります。激しい雨による冠水や浸水等に警戒してください。

新たな台風発生の可能性

今日24日(木)朝に熱帯低気圧が発生し、今後は勢力を強めて台風に発達する可能性が高くなってきました。世界各国の機関による数値シミュレーションでは、来週はこの熱帯低気圧が日本の南に北上してくる可能性を示唆するものが多くなっています。今後の進路の情報に注意してください。

また、本州付近に停滞する前線に向かって、この熱帯低気圧から湿った空気が流れ込むと活動が活発になることも想定されます。来週中頃は、大雨になる可能性も考えられるため、台風そのものの進路から離れた地域も情報の注視が必要です。

日差し乏しくても気温は高め

東北〜沖縄の各地は来週にかけて暖気の影響を受ける日が続くため、この時期としては気温が高い状況が続きます。最低気温は9月〜10月上旬頃に相当する日が続き、強い冷え込みはありません。最高気温は天気次第ですが、平年と比べて半月ほど前の気温の日が多そうです。

北海道は他の地域と比べると順調に季節が進み、毎日10℃未満まで気温が下がりますが、今週前半のような強い寒気の南下は予想されていません。