週間天気予報 前線と熱帯低気圧の動向に注目

ウェザーニュース

■この先1週間のポイント■

・前線停滞 曇りや雨の日が多い
・熱帯低気圧が台風に発達見込み 北上か
・日差し乏しくても気温は高め

前線が西日本〜東日本付近に停滞する日が多い予想です。

前線停滞 曇りや雨の日が多い

秋雨前線が本州の南に停滞しています。来週にかけてはこの前線が西日本〜東日本付近で南北に位置を変えながら停滞する日が続く予想となっています。

この影響で西日本や東日本を中心に曇りの日が多く、来週は雨の降るところが増える予想です。週中頃には前線の活動が活発になる可能性もあり、雨量が多くなるおそれもあります。

熱帯低気圧が台風に発達見込み 北上か

マリアナ諸島で発達中の熱帯低気圧について、気象庁は「12時間以内に台風に発達する見込み」と発表しています。しばらく西寄りに進んだあと、沖縄の南で北上に転じ、日本の南を東進することが考えられます。沖縄や伊豆諸島などは熱帯低気圧・台風の進路にご注意ください。

また、来週中頃は本州付近に停滞する秋雨前線に湿った空気を送り込み、前線活動を活発化させる可能性もあります。熱帯低気圧・台風の進路から離れた地域も注視が必要です。

日差し乏しくても気温は高め

東北〜沖縄の各地は来週にかけて暖気の影響を受ける日が続くため、この時期としては気温の高い状況が続きます。最低気温は9月〜10月上旬頃に相当する日が続き、強い冷え込みはありません。最高気温は天気次第ですが、平年と比べて半月ほど前の気温の日が多そうです。

北海道は他の地域と比べると順調に季節が進み、毎日10℃未満まで気温が下がります。なお、今週前半のような強い寒気の南下はしばらく先になりそうです。