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オレンジ色のまだら模様、実は美味しさの目安? 美味しいかぼちゃの見分け方

ウェザーニュース / 2024年10月31日 5時10分

ウェザーニュース

ハロウィーンが近づくと、注目が集まるかぼちゃ。今の時季、夏に収穫されたかぼちゃは1ヵ月以上の熟成が完了し、甘みが増しておいしくなっています。

しかし、中には食べてみると水っぽい、あまり甘くないものもあるようです。そこで美味しいかぼちゃの見分け方を、千葉県船橋市の青果店、大吉青果の大久保沙英子さんに伺いました。

カットかぼちゃは種と果肉で見る

店頭ではカットされたかぼちゃをよく見かけます。

「かぼちゃは完熟で収穫されたものほど甘みが強くておいしいので、より熟したものを選べば間違いありません。この点、カットかぼちゃは、比較的簡単に見分けることができます。

まず、種の形と大きさを見てください。種が大きくて厚みがあるもの、種がしっかりと詰まっているものはよく熟している証拠です。また果肉の色は鮮やかなオレンジのものを選んでください」(大久保さん)

皮と果肉の境界も見分けるヒント

その他にも、カットかぼちゃの場合は皮と果肉の境目をチェックすると良いそうです。

「深緑の皮と果肉の境界がはっきりと分かれているものはよく熟してホクホクしているものが多いです。この境界がぼんやりして、にじんだような感じになっているのは水っぽい場合があります。

また、せっかくおいしそうだと思って選んだかぼちゃの皮の表面に、ぶつぶつした固い“かさぶた”のようなものがついていてためらってしまうことがありませんか? しかし、これはかぼちゃが成熟する過程でついた傷が硬化したもので、果肉まで影響はしませんので、その部分だけ包丁でこそぎ落とせばまったく問題ありません」(大久保さん)

オレンジのまだら模様は果肉の色

皮には“かさぶた”以外の注目ポイントもあります。

「これはまるごと買う場合の方が目立つのですが、深緑の皮に黄色やオレンジ色のまだらな部分が見られることがあります。これはかぼちゃが地面に接していた部分です。この色は中の果肉の色と同じ色なので、オレンジ色が濃いほどよく熟しているので、こういうものを選びましょう。

まるごと買う場合は、その他にも全体の形が良く、見た目よりどっしりと重い感じのするもので、皮にツヤがあり、ヘタが太くて固く乾燥しているものが、よりよく熟してるかぼちゃの目安になります」(大久保さん)

かぼちゃにはビタミンEやβカロテン、食物繊維が豊富に含まれています。「冬至に食べると病気にならない」と言われるほど栄養価にすぐれたかぼちゃを食べてこの冬の寒さに備えましょう。

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