三連休の序盤は季節外れの大雨警戒 台風の影響で前線活発に
ウェザーニュース / 2024年10月30日 17時40分
台風21号(コンレイ)から変わる低気圧と前線の影響で、11月1日(金)から三連休初日の2日(土)は大雨のおそれがあります。季節外れの大雨となる可能性があるため警戒が必要です。
前線に向かって大量の湿った空気が流入
台風21号は台湾付近を通過した後、北東に進路を変えて東シナ海で温帯低気圧に変わる見込みです。それとともに前線が北上し、湿った空気が大量に流れ込むことで活動が活発になります。
九州南部の早い所では明日31日(木)の夕方から雨が降り出し、1日(金)は西日本の各地で雨が予想されます。夜にかけては東海や関東など東日本まで雨のエリアが拡大する見通しです。
台風21号から変わった低気圧が近づく2日(土)は、湿った空気の流入が強まって前線付近で雨雲が発達し、九州北部から中国地方で特に雨が強まるとみられます。
晩秋としては記録的な大雨になる可能性
3日(日)の朝までに予想される48時間の雨量は、九州北部や中国地方の一部で200mm以上に達する予想です。低気圧や前線の位置の予測に不確実性があり、雨量がさらに多くなるケースも考えられます。
九州など西日本では梅雨時期に大雨となることが多く、福岡市の平年の月間雨量は7月の299.1mmに対し、11月は91.4mmと3分の1に過ぎません。晩秋としては記録的な大雨となるおそれがあります。
土砂災害や河川の増水・氾濫、低い土地の浸水など様々な大雨災害の危険性が高まりますので、警戒が必要です。
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