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台風21号 沖縄の南海上を北西進 三連休序盤に大雨をもたらすおそれ

ウェザーニュース / 2024年10月31日 6時45分

ウェザーニュース

10月31日(木)3時現在、非常に強い台風21号(コンレイ)は沖縄の南を北西に進んでいます。

沖縄・先島諸島は台風の強風域に入っていて、6時00分までに波照間で最大瞬間風速で23.3m/sを観測しました。この後も強雨や大雨、強風、高波に注意が必要です。週末には温帯低気圧に変わるものの、日本付近に停滞する前線が活発になるため大雨のおそれがあります。

▼台風21号 10月31日(木)3時
 中心位置   沖縄の南
 大きさ階級  //
 強さ階級   非常に強い
 移動     北西 20 km/h
 中心気圧   935 hPa
 最大風速   50 m/s (中心付近)
 最大瞬間風速 70 m/s


暴風域圏内に入るところも

台風の中心は先島諸島から少し離れた所を通るものの、非常に強い勢力で通過することから、風が強い状況です。今日6時までの最大瞬間風速は波照間で23.3m/s、石垣島で22.4m/sを観測。今後はさらに強まり、30m/s以上の暴風にもなる見込みです。

また、台風本体の雨雲の一番外側が先島諸島にかかりはじめ、今後は断続的に強い雨が降るとみています。今日をピークに大荒れとなりますので、安全な所で過ごすようにしてください。

海上はすでに波が高く先島諸島の周辺では大しけとなる予想です。沖縄本島や奄美周辺でも波が高くなりますので、台風が遠くても油断はできません。

九州などこの時期としては記録的な雨量に

本州付近には秋雨前線が停滞していて、台風から変わった温帯低気圧が前線と一体化して、西日本や東日本の広範囲に雨を降らせる見込みです。西日本では11月1日(金)から雨が降りはじめ、三連休スタートとなる2日(土)にかけて東日本に雨のエリアが拡大します。

大量の暖かく湿った空気を運んで来るため秋雨前線の活動が活発化すると考えられます。特に九州北部から中国地方で雨量が多くなる見通しで、多い所では72時間で200mm以上に達する予想です。局地的にはさらに増え、晩秋としては記録的な大雨となるおそれがあります。

土砂災害や河川の増水・氾濫、低い土地の浸水など様々な大雨災害の危険性が高まりますので、警戒が必要です。

台風の名前

北西太平洋や南シナ海で発生した台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。

台風21号の名前「コンレイ(Kong-rey)」はカンボジアが提案した名称で、クメールの伝説上の少女の名前/それが元になった山の名前からとられています。

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