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三連休の山の天気 連休後半は紅葉登山日和 気温低下に注意

ウェザーニュース / 2024年10月31日 14時30分

ウェザーニュース

この三連休は、連休初日は低気圧や前線の影響を受けて雨や曇りの山が多くなります。ただ、2日目からは高気圧に覆われて登山日和となる山域が多くなりそうです。

紅葉が見頃を迎えており、紅葉狩りを楽しむ登山が楽しみですね。朝晩はだいぶ冷えますので、十分な情報収集と計画で安全に登山を行いましょう。

【北海道】強まる風や寒さに注意

北海道の人気ランキングと登山口の天気

■2日(土)
晴れる所が多い見込みですが、道北や道東の山岳(旭岳、阿寒、斜里岳など)ほど気圧の谷の影響を受けやすく、雲が広がりやすくなる見込みです。雪や雨の可能性もあります。

また、道北では上空1500m付近で0℃以下の寒気が流れ込むためグッと冷え込みます。渡島や日高など南のエリアほど大きな天気の崩れはなさそうですが、上層雲が広がりやすくなる見込みです。

■3日(日)
寒気や気圧の谷の影響を受けて雲が広がりやすくなります。北寄りの風が吹いて、北見山地や阿寒、羊蹄山周辺などでは弱い雨や雪の可能性があります。

前日よりも寒気がやや強まるため、気温も下がるところが多い見込みです。防寒は万全にしてください。

■4日(月)
低気圧の接近に伴って、南寄りの風が強まります。断続的な雨や雪の可能性があり、特に午後は寒冷前線の通過によって各地で強い雨や雪、落雷、突風のおそれがあります。

その後は強い寒気が流れ込んで、5日(火)にかけて一気に冬山の様相に変化します。道北や日本海側を中心に強い雪や吹雪のおそれも。

前線通過のタイミングは不確実性がありタイミングが遅れる可能性もありますが、急な天気の変化、気温の低下、強風などに十分な注意が必要です。

【東北】連休2日目から登山日和に

東北の人気ランキングと登山口の天気

■2日(土)
低気圧や前線の影響で、南部ほど本降りの雨になります。特に午後はザーザーと強まる可能性もあるため、沢の増水や冷たい雨による体温低下などに注意してください。

北ほど雨が降りにくくなり、岩木山や八甲田山などでは午前中ほど日差しのチャンスがありますが、前線の動きが変化すると、雨のタイミングやエリアも変化しますので、最新の情報を確認してください。

■3日(日)
前線や低気圧が東海上に離れ、かわって高気圧が進んでくる見込みで登山日和が期待できそうです。ただ、東北北部の太平洋側(早池峰山や八甲田山など)では雲の広がる可能性があります。

山は冬支度が進んでいますが、山麓はまだ紅葉真っ盛りの時期です。奥入瀬渓流や鳴子峡、裏磐梯五色沼周辺などは見頃を迎えており、山に向かう道中も楽しめそうです。

■4日(月)
引き続き高気圧に覆われ、午前を中心に好天が期待できそうです。ただ、低気圧や前線の接近に伴い、午後は天気が下り坂となり、日本海側を中心に曇りや雨の所が増えてきそうです。

特に白神山地や岩木山、八甲田山などは午後は雨や風が強まるおそれがあるため、早めの行動がおすすめです。

【東日本】連休後半から登山日和に

関東甲信越の人気ランキングと登山口の天気

■2日(土)
低気圧や前線の影響で一日を通して雨の所が多くなります。特に、北陸方面では雨脚が強まる可能性があります。雨による体温低下や、沢の増水等に注意が必要です。

また、太平洋側では風も強まる所がありそうです。稜線上では強風にご注意ください。

■3日(日)
低気圧や前線が次第に離れ、高気圧に覆われてくる見込みです。ただ、午前中は関東南部や静岡、日本海側の一部(上越付近、北アルプス北部など)では雨の残る所がありそうです。

午後は概ね晴れて登山日和となりますが、静岡県周辺では雲が広がりやすくなります。

■4日(月)
高気圧に覆われ、晴れる所が多くなります。多くの山域で登山日和が期待できそうです。各地で紅葉が見頃を迎えており、苗場や日光、黒部ダム周辺など今年一番のチャンスとなる所も多くなる見込みです。

駐車場や周辺道路などは混雑が予想されるため、余裕を持った行動がおすすめです。

また、朝晩は冷え込むため、調節できる服装がおすすめです。なお、午後になると前線が接近するため、日本海側の山域では次第に風が強まるおそれがあります。

東海地方や北陸地方の西部では気圧の谷や湿った空気の影響で天気予報が悪化する可能性もありますので、最新の情報を確認してください。

【西日本】連休初日は荒天警戒

中国エリアの人気ランキングと登山口の天気

■2日(土)
台風21号から変わった低気圧の影響で広い範囲で雨となる予想です。九州北部や中国地方西部の山ではゴーゴーと激しく降るおそれがあり、登山は不向きな気象条件となります。

その他の山域でも午後は雨の強まる所がある見込みです。沢の増水や落石等に注意が必要してください。


■3日(日)
低気圧が去って、高気圧に覆われます。午前中は太平洋側で雲の残る所がありますが、次第に晴れていく見込みです。

三瓶山、石鎚山、蒜山など紅葉が進んでいる山々を楽しむことができそうです。

前日の雨で登山道がぬかるんでいたり、滑りやすくなっている可能性がありますので、足元に注意して秋の登山を満喫してください。

■4日(月)
引き続き高気圧に覆われ、日本海側や東シナ海側を中心に登山日和が続きそうです。

なお、気圧の谷や湿った空気の影響で太平洋側では雲が広がりやすく、雨の可能性があります。どこで曇りや雨になるかは予想が難しく、変化する可能性があるため当日の空の変化や最新情報の確認をお願いします。

登山に行く際に

<情報の確認>
山へ行く前日までだけでなく、当日の朝にも必ず最新の天気予報を確認するようにしてください。その際、「大気の状態が不安定」、「山沿いを中心に天気急変に注意」などが聞かれたら、中止・延期をする判断も必要です。

<出発時間>
雷は午後に多くなるため、なるべく朝早くに出発し、山頂へは昼前までに到着できるように計画して出発するのが基本です。

<雷への対処>
避難する場所が少ない山では、両足を揃えて膝を折り、上半身は前かがみで耳を塞ぐという姿勢で雷雨の通過を待つのが正しい対処法となります。木の根元で雨宿りをするのは危険です。

<雨・寒さ対策>
急な雨に見舞われ、衣服が濡れてしまうと、体感温度が一気に下がり低体温症になる危険性があります。レインコートなどの雨具やエマージェンシーシートを持参し、濡れても乾きやすい服を着ていくようにしてください。

登山を楽しむためには、山の気象リスクを把握することも大切ですが、自分の体力・技術などに見合った山を選び、しっかりと登山計画を立てるのが重要です。

写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)

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